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Posted by ブクログ 2020年03月01日
ゲームは常に高性能・高品質に向かって行った。
しかし任天堂は性能を高める方面に向かなかった。
「ゲームの人口拡大」が目標であった。だからこそ、家族に嫌われないゲームを目指した。それがWiiである。
そして優れているところが、自分ができないことは他の企業に任せる。
任天堂が何でも屋になってしまうと個性...続きを読むが失われる。WiiやDSにおいて、様々なプラットフォームを作り情報端末としての機能を有したが、そのまま多方面に事業展開をせず、常に娯楽事業に留めたことが今の任天堂につながっている。
そんな任天堂イズムを読み取ることができる。この考え方はゲームに捉われず、あらゆるものづくりに応用できよう。
Posted by ブクログ 2017年08月26日
据え置き型はファミコン、スーパーファミコンにWii(数回使っただけでタンスで眠っている)、携帯ゲーム機ならゲーム&ウォッチに始まって3DSまでのほぼ全種でお世話になってます。本書が出版されたのは8年前の2009年。スマホゲームの脅威については最終章でチラッと触れられる程度だから、すでに“古典...続きを読む”の域に入るような内容だけど、フィロソフィーは変わってないわけで、それぞれのユーザー(カスタマー)だった時代を思い起こしながら読むと、いろいろ感じるものがあります。
Posted by ブクログ 2014年11月06日
WiiやDSで絶好調の時に出た一冊。花札やカルタの事業から現在(当時)に至るまでの歴史や、横井軍平さんや宮本茂さんの話など興味深い話題も。
今のWiiUや3DSは出てなかったけど、独特なそれらのハードを予感させられる所もありました。ゲーム好きな人、任天堂ファンは是非読んでもらいたい1冊。文章も固くな...続きを読むいので読みやすいですよ。
Posted by ブクログ 2014年07月22日
世界の宮本茂氏や、伝説の横井
軍平氏の話は割と聞くけれど、
岩田氏、そして山内氏の話も載
っていたので、興味深かった。
ゲームウォッチからファミコン
ゲームボーイへと慣れ親しんだ
世代なら楽しめる本やね。
「(運を)天に任す」と書くけ
れど、任天堂は勝つべくして勝
ったんだと思った。日本にこの
...続きを読む素晴らしい企業があることを誇
りに思えるくらい説得力ある本だった。
Posted by ブクログ 2014年01月22日
任天堂のブルーオーシャンは
「”お母さん”が邪魔と思わない。」市場。
”肩越しの視線”と、
任天堂だからこそ可能だった”市場観測”
によって生まれた"Wii"誕生秘話には、
久々に鳥肌がたちました。
サービス企画や開発者など
モノ、サービスを創造する人には参考に...続きを読むなると思います。
Posted by ブクログ 2013年07月20日
日本を代表とし海外でもゲーム業界において絶大な存在感をもつ任天堂。そんな日本のカルチャーを世界に発信している大企業の秘密を知りたくなり手に取る。
任天堂の発展・成功に貢献した4人の社員さんにフォーカスしながら彼ら一人一人の功績を中心としながらもそれらが関連をもち、また成功・失敗したのはなぜか、そ...続きを読むれらの理由などを任天堂の企業風土が持つ娯楽至上主義な点を絡めていて
個人的にめちゃくちゃおもしろかったです。
他の競合であるソニーやマイクロソフトなどが高画質など圧倒的な技術を追い求めたのに対し、任天堂は理念としてお客様を楽しませることを第一主義としそれを追求した上で必要な技術を応用していく点が差別化を生んでいることに関して非常に関心をもった。
エレクトロニクス産業は日本が誇っていたハード産業であるが、任天堂はそれとは一線を画し「どうしたら人を湧かせられるか、どうしたら受けるか」といったソフトの概念によるハードの選択が行われており、他のエレクトロニクスが海外での地位を落とす中、今も任天堂が海外でも評価され続けている秘密が企業コンセプトによるものであることを知り、とても感動した。
岩田社長が他の産業に手を伸ばすことをしなかったことにもその企業使命が表れており一貫した姿勢がとてもかっこいい。
任天堂が120年近く存続し続けているのは、自分達のやるべき軸を明確にもっていたから、時代の変化に対応したプロダクトを作りそれがインパクトを与えている要因だからであること。
歴史上にも、娯楽などの文化は法律や政治によって弾圧されていくものである。
そういったなかで娯楽業界に対するイメージはあまり社会貢献の度合いとして軽視していた感をずっと持っていたのだが、
自分の将来を考える上でこういったアイデアを輩出しつづけるのか、
またそれとも技術を活かしてプレゼンスを高めて行くのか
そのどっちのプロセスが楽しいかということと、自分がやりたいことをどう上手く組み合わせていけたらいいかというヒントを得られ、とても満足しています。
アイデアと企業理念、それを一貫して行い続けられる人。
素敵です。
Posted by ブクログ 2013年02月20日
最高の最高〜! 山内、横井、宮本、岩井という4人の天才を生んだ任天堂。普段あまり語られることのない裏話が盛りだくさんで「モノづくりとは何ぞや!」の精神が脈々と受け継がれているからこそ、今日の世界に誇れる任天堂があるんだなと強く納得できる。この本そのものが「驚きを生む方程式」のひとつになっているのかも...続きを読むしれない。
Posted by ブクログ 2020年07月30日
2009年の本だから当然内容は古いが、逆に自分が小さい頃に熱中していたDS、Wiiの話も多くて懐かしみながら楽しめた。ハードだけでなくソフトの話も多くて、それも自分がはまっていたものばかりだったからその頃どんな意図でそのソフトを出したのかなどが知れるのは面白かった。
章ごとの繋がりが弱かったり時系列...続きを読むわからんなってなったりしたのが残念な点だった。時系列はいっちばん最後になぜか挿入されており、いや最初に出してくれやと突っ込みたくなった。
Posted by ブクログ 2018年12月09日
枯れた技術の水平展開は、娯楽産業だけでなく嗜好品マーケットへの切り口にも使える
これだけモノが溢れているんだから、溢れたモノの見せ方違い、応用活用も立派なイノベーション
・納得ができないものを商品として世に出すことが、ただ耐えられない
「ティンクルポポ」→発売直前に中止→1年後「星のカービィ」
...続きを読む・「一つのテーマにちて長くしつこく考え続けることが大切で、考え続けていることの蓄積の量が、ヒットを生んでいる部分というものもあるんだなと、私は思っています(岩田)」
・潤沢なキャッシュをM&Aなどの巨額投資には振り向けず、一定額を貯蓄しつづける資本政策を貫く
→失敗した時のダメージが大きい
→稲盛和夫「土俵の真ん中で相撲をとる」に近い思想
・「本来、娯楽って枯れた技術を上手に使って人が驚けばいいわけです。別に最先端かどうかが問題ではなくて、人が驚くかどうかが問題なのだから。」
・娯楽産業:人間が生きるために必要なモノを扱うわけではないので、喜びや驚きがないと見向きもされないし、わかりやすく快適でないとそっぽを向かれてしまう。
・任天堂:人生一寸先は闇、運は天に任せ、与えられた仕事に全力で取り組む
Posted by ブクログ 2016年02月08日
奇しくも3DS大幅値下げで
任天堂が揺れているタイミングでこれ読んだんだっけ
2代の社長は全く異なる手法でこの会社を引っ張り、
同じように成功している、そこがなんだか不思議
ビジネス本というよりは
任天堂の哲学なるものを垣間見れる1冊です
Posted by ブクログ 2015年03月13日
ゲームは全くしない私だが、もちろん”任天堂”という会社は知っているし、その”驚き”を生む方程式というビジネス理論には大変興味があった。現社長が一般社員から抜擢されたというサクセスストーリーも面白い。
「笑顔創造企業の哲学」には、ゲーム業界のみならず、あらゆる分野に通ずる学びがあると思う。
Posted by ブクログ 2014年11月13日
任天堂快進撃の秘密、みたいなのが読めて痛快。話題になってからだいぶ経ってからなので内容はちょっと古いけど、それでも楽しめた。やはり仕事への情熱というものに揺さぶられる自分がいるなぁと改めて。
Posted by ブクログ 2014年06月22日
リーマンショックに世界中が沈む中、対象的に力強く成長を見せた企業、任天堂。
2009年3月期の売上高は過去最高の1兆8,200億円、営業利益は5,300億円を見込み、トヨタを抜いて国内首位に躍り出た。
しかしながら、その経営の秘密を滅多に明らかにしないのが任天堂である。
任天堂だけが持つ独自の哲学、...続きを読むその源流について、貴重な会談や取材を通して集めた情報に基づき、明らかにしていく書籍である。
幼い頃から何の気なしに触れてきたビデオゲーム。
スーパーマリオやドンキーコング、星のカービィなど、今でも印象深いキャラクターを生みだした企業である任天堂は非常になじみ深い存在です。
その反面、任天堂がどのような企業かと言われても満足な答えを用意することは難しい。
「娯楽に徹せよ、独創的であれ」
人々に笑顔を提供するために活動している企業の普段表に出ない努力や苦悩の姿が、現社長である岩田さんをはじめとする関係者の言葉からにじみ出ています。
任天堂という会社のエッセンスが詰まった、読んでいて引き込まれる本です。
Posted by ブクログ 2014年01月18日
○結果のために正しいと思うことをしたのではなく、正しいと思うことをしたら結果がついて来たからである。(中略)だから、正しいと思うことが市場のお墨付きを得て、予想を上回る結果が出たとしてもそれに慢心したり、戦略を変更することはしない。言い換えれば、調子に乗ることはない。(78p)
○枯れた技術の水平...続きを読む思考(185p)
○「失意泰然、得意冷然」-山内が掲げる座右の銘である。運に恵まれない時は、慌てず泰然と構え努力せよ。恵まれた時は、運に感謝し、冷然と努力せよ。(256p)
★岩田聡さん、宮本茂さんがどのようにDS、wiiで巻き返したか、横井軍平さん、山内 溥さんがどのように任天堂を世界的企業に押し上げたか、よく分かる。
2009年、強い任天堂が復活した頃の出版だが、最後の章にスマホの影がもう見えている。
Posted by ブクログ 2013年09月08日
非常に面白い。
ゲーム臭さを脱した所に新しい道が開けていたように、自分の分野が持つ匂いを脱した所に新しい道が開けているのかもしれないと思った。
「私の名刺には社長と書いてありますが、頭の中はゲーム開発者です。でも、心はゲーマーです」
Posted by ブクログ 2013年06月25日
[読んだ理由]==================
「スミスの本棚」で紹介があった。放送作家の鈴木おさむ推薦。
[読んだ後の感想]==============
前半は、企業としての任天堂の最近の凄さを延々と語られる。でも最近の任天堂はもう散々各所で語られ済みなので、あまり新鮮さ/面白さを感じなか...続きを読むった。個々人の半生にフォーカスが当たる後半から俄然面白くなる。前半は飛ばし飛ばしで、後半だけしっかり読めばいいんじゃないかな。
[備忘録]======================
■第一章:ゲーム旋風と危機感
■第二章:DSとWii誕生秘話
■第三章:岩田と宮本、禁欲の経営
■第四章:笑顔想像企業の哲学
Wiiを付けているテレビは市販のテレビより使いやすい。もう全部、テレビのコントロールをさせてくれたらいいのにって思うんですよ(笑)。家電屋さんはインターフェースという部分で何かをサボっている。でも僕らは、一番そこを真摯に考え、一番厳しい環境で戦ってきましたから。
■第五章:ゲーム&ウォッチに宿る原点
枯れた技術の水平思考:電卓を構成する成熟した部品や技術を応用するものの、全く違う目的や使い道の娯楽商品を作るということだ。
TVゲームにはアイデア不足の逃げ道があった。それがCPU競争であり、色競争なんです。そうなると、任天堂のようなゲームの本質をつくる会社ではなくて、いずれ画面作り、CG作りが得意なところがのしてくるだろうと。そうしたら、任天堂の立場はなくなってしまうんですね。
■第六章:「ソフト体質」で生き残る
大容量ゲームはダメ。そんなことをしていたら世界中のメーカーが潰れてしまう。重厚長大なゲームは飽きられている。ゲームビジネスの本質は、常に新しい楽しさを開発し、ひたすら完成度を高めていくことである。
■第七章:花札屋から世界企業へ
人生一寸先が闇、運は天に任せ、与えられた仕事に全力で取り組む。山内が定義した、任天堂の社名の由来である。
■第八章:新たな驚きの種
だんだんお客さんも刺激に慣れ、驚けなくなってしまった。驚けなくなるどころか、ひと通り味わったら「ああ、底が割れた」と思うわけです。底が割れるとお客さんは、もう遊ばないとか、中古屋さんに売ってしまおうとなりやすくなる。
UGC(User Generated Contnts):「素人」が次々と作る作品の内容は予測不可能であり、何が出てくるかわからない玉手箱のよう。簡単には底が割れない持久力が有る。
Posted by ブクログ 2013年04月30日
任天堂の歴史を、山内、横井、宮本、岩田という4人を中心に解説している。
特になぜ新しい商品をヒットさせられるのか?について、ハードでなく、どう使われるか?なぜ使われるのか?を考えるソフト体質という切り口で解説され、Appleとの共通点などにも触れる。
個人的にはワンマン体制から組織体制に変革しつつ...続きを読む、さらに躍進している点、会社としての進化としてとても参考になると思った。
Posted by ブクログ 2012年09月29日
常に私たちに「驚き」を与え続けてきた任天堂。 そんな彼らが求め続けているもの、それは、同じゲーム会社の他社とは まるで異なるものだった。 この本は、そんな任天堂がこだわり続けている方針を、様々な改革を起してきた社員の歴史・考えを通して感じ取れる本です。 読みやすく、任天堂やゲームにあまり興味が無い方...続きを読むにも楽しんでいただける内容だと思います^^
Posted by ブクログ 2012年07月31日
「任天堂=ゲーム会社」だから、ゲームに興味ない人にとっては関係ないと認識してしまうのは、もったいない。この本を読んで、任天堂から本気のモノづくり、どこまでも謙虚な姿勢、消費者第一の精神を学びませんか?
Posted by ブクログ 2012年07月15日
3DSが出る前の話、2009年に書かれた本なので、今の任天堂についてではないが、ゲーム好きなら読んでおいて損はない本。
何より、装丁が良いデザイン。
Posted by ブクログ 2024年01月09日
任天堂の経営の歴史についての本
情報は2009年のものだが、おもしろい
特に枯れた技術の水平思考、wiiのセンサの仕組みが驚きだった
最先端であることではなく、おもしろく独創的であること
Posted by ブクログ 2018年10月15日
改めて、ビックリしました(^^;)
花札やトランプを作っていた会社だったのは知っていましたが、紙巻たばこの流通網に相乗りして、広がったり、マリオは米国法人の社員が似ていたので、その方の名前をそのまま(^^)といった小ネタだけでなく、任天堂DNAを垣間見ることができ、これからの任天堂にまだまだワクワク...続きを読むさせられる一冊でした(*^^)v任天堂
Posted by ブクログ 2016年04月23日
■任天堂の戦略
・岩田が社長になってからまずゲーム業界に何が起こっているのか分析した
→ハードは売れるがソフトは売れないという現象
(業界全体で、ハードは2倍売れているが、ソフトは11%現象)
→ゲームが高度でリッチになった結果時間がかかるものに。そしてライトユーザーのゲーム離れしたことが原因では...続きを読む?
(売れていたハードはPS2。これはDVD視聴ができるので、家電ユーザーを取り込んだ結果)
→ゲーム人口の拡大、という戦略が決まる
■任天堂の文化
○ちゃぶ台返し
・良いものができるなら、ほぼ完成していてもいとわずやり直しにする
そのために既に注文が入っていたりしていても関係なし
Posted by ブクログ 2015年12月23日
最近、任天堂に元気がないから読んでみた。任天堂も昔は最新技術のハード競争(Nintendo64)をしていたが、途中でソニーに負けることでTVゲームの本質に戻り、ローテク技術を使いWiiやDSで新たなユーザーを掘り起こすことに成功した。ゲーム事業は浮き沈みが激しいため、莫大な内部留保を抱えることで、は...続きを読むずしても新たにチャレンジできる企業体力が必要という事か。それが、任天堂の強みの一因かも。
Posted by ブクログ 2015年08月23日
◾︎要約
世界的にも「Nintendo 」として知られる任天堂が、どのようにして発展してきたかを述べる一冊。その成長に貢献した山内、岩田、横井、宮本らのエピソードを交えながら、ファミコンからDSまで、ヒット商品を生み出していく企業文化を解いていく。
◾︎学び
・本質を見極める
山内、岩田ともにタイ...続きを読むプは違えど経営者としての判断力、先見力が突出している。山内はいわゆる独裁的経営をしいていたが、その決断がズバズバ当たる。それも、「面白いものを出せば売れる」という娯楽の本質を貫いたからだ。一方で、岩田はバリバリの技術者上がりなのでより技術的な点も踏まえて経営に踏み出せる。両者とも、「ゲームが飽きられている」という事実を早期に見極め、それ対抗する戦略をとった。結果が、ソニーのPSシリーズのようなハードの性能に対抗したDSやwiiである。ゲーム人口の拡大を目標とした戦略は大いに的中したことは、老若男女を問わずwiiの保持者がいることからもわかる。
・ちゃぶ台返し
納得できるものが出来なければ、例え発売を延期してでも表に出さない。実際にそれでお蔵入りした商品もごまんとあるようだ。wiiのゼルダを発売するときは、完成までしていたストーリーをwiiの操作性を高めるために一からやり直させたほどだ。アップルのスティーブ・ジョブスも、何度もちゃぶ台をひっくり返してはスタッフに恐れられていたそうだ。それほど、こだわりを持たなければユーザーに満足してもらえる商品など生まれるわけないのであろう。
・「枯れた技術の水平思考」
今ある技術でも、お客さんが楽しめれば問題ない。問題は、お客さんが使いこなせるかどうかだからだ。光線銃や、wiiに採用されている技術も、すでにある技術だが使い場所が限られていた体感センサーなどを応用した。技術を発見し、それをいかに活用してユーザーの満足を満たせるかが大事なのである。
◾︎活用
★本質を見極める。表面ではなく、本当の問題が何かを意識する。
★成果物にこだわる。お客さんが何を求めているかを常に考え、資料を作成する。
Posted by ブクログ 2015年07月19日
具体的な話が多かった。その分、総合的に何を伝えようとしているのかといったテーマはあまり感じられなかった。
特に印象に残ったのは任天堂には社是や社訓のようなものがないこと。ある種筋が通っているのかも。
つい先日岩田社長が亡くなられたからタイムリーだった。私はソシャゲより断然任天堂のゲームが「好き」なの...続きを読むだが、果たしてこれからどうなっていくのか…。
Posted by ブクログ 2015年03月16日
任天堂の社歴はもちろんのこと、ゲーム業界全体が辿ってきた歴史についても振り返ることができる本です。
ゲームやその業界に興味がなくても、任天堂という会社のサービス精神というか、徹底してユーザーのことを考え抜く姿勢。
これはどの業界の人にとっても大切なことだと思います。
そんなわけで、任天堂の経営から...続きを読む何かしらの教訓を得ようと思って読むのも、たいへんよろしいかと思います。
同時に、あのゲーム機はどういうふうにできたの?とか、マリオやカービィってどこから出てきたの?
などという任天堂に関する純粋な疑問をことごとく霧散してくれる内容でもあります。
ありがたい本ですね。
Posted by ブクログ 2014年08月09日
ゲーム界を代表する企業任天堂の2009年までの軌跡を書いた一冊。
花札からゲームに転換したことは知ってましたが、それまでに全く娯楽とは関係ない事業もしていたことや高品質を求める業界のなかでいかに家族受けするかを考えて作られたWiiやが開発された背景や耐久性へのこだわりなどは本書を読んで知りました。...続きを読む
任天堂はまさに山内元社長や岩田社長、宮本氏や横井氏といった方が飽くなき探求心とこだわりによって培われてきた文化やソフト体質といわれるエンターテイメントを大事にした志向が今の地位をあるのだと本書を読んで感じました。
企業理念をもたない会社で花札、トランプそしてゲームと娯楽で第一線を走ってきて、今スマホゲームで停滞しているテレビゲーム業界にどんな一手を仕掛けてくるのか本書を読んで楽しみになりました。