あらすじ
20世紀最後に放たれた、恐怖の大巨編「世紀末サバイバル」!! 修学旅行帰りの新幹線は、突然のトンネル落盤事故によってすべての光を失った……!! 闇につつまれ、血みどろになった凄惨な“墓所”。生存者はテル、アコ、ノブオ、3名のみ。ほか全員、即死……。酸素も食料も出口すらも断たれた少年たちは、次第に壊れゆく「心」と闘いながら、動きはじめる。たったひとつの“希望”――「東京に、家族のもとに帰ること」を、生き延びるための支えとして……!!!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
面白い
20年ほど前の作品だけど、その時の時代背景もわかって面白いね。
作品に描かれているラジオなんてほとんど見ないし、煙草も加熱式が主流でライターなんか持ってない。
今なら懐中電灯代わりにスマホのライトやらなんだろうなとか思いながら読んでしまう。
Posted by ブクログ
何気ない日常から、一気に暗闇の恐怖の中に突き落とされるような展開。
テルが遭遇した新幹線事故が、単なる事故じゃないことが、段々と明らかになるにつれて、読み手も暗闇の中に引きずり込まれていくようだ。
「れ?CDとんだ?」っていうセリフが妙に印象に残る。
Posted by ブクログ
描かれていた時代を考えるとかなり先見の明があると思う。火山噴火・地震・放射能漏れ…いつこうなってもおかしくないということを私たちはこの十数年ほどで思い知った。だからこそ「得体のしれない恐怖」をリアルに感じたし、本当に恐ろしかった。
結局ラストは「ご想像にお任せ」系で、その点はすごく残念。あとテルくんの生命力の強さがヤバい。