【感想・ネタバレ】らーめん才遊記 11のレビュー

あらすじ

カリスマ料理評論家である母・よう子と、優勝できなかったらラーメンの道を諦め、母の跡を継ぐという約束をして、No.1女性ラーメン職人決定戦「なでしこラーメン選手権」に臨んだ主人公・汐見ゆとり。結果は僅差の準優勝。だが、審査に不備があった上での結果であって、真の優勝者は自分だと屁理屈を言い『清流企画』に居座った。すっきりしない状況を打破すべく、『清流企画』社長・芹沢の提案で、よう子とゆとりがラーメン勝負で決着をつけることに。その「ラーメン母娘喧嘩」の対決テーマは、「ワクワク・ラーメン対決」。結果は…!?

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主人公が所属するラーメンのコンサルティング会社が、数々の困難に立ち向かって行くという作品です。登場する社長のキャラがかなり強く、ネット上ではちょっとした人気キャラにもなっています。前作の『ラーメン発見伝』の続編という位置づけですが、こちらから読み始めても問題なく楽しめます!
この作品の魅力といえば、美味しそうなラーメンの描写!!!……ではなく、緻密なコンサルティング戦略の描写です!(笑)

「金を払うとは仕事に責任を負わせること。金を貰うということは仕事に責任を負うこと」
(女性に向けてラーメンを売るなら)「そういう言い訳が、しやすいラーメンである必要はある」

など名言連発です!
ラーメン漫画の皮をかぶったコンサル漫画といっても過言ではありません!

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「スピンオフ」として完璧

ラーメンに関しての蘊蓄よりも個人的には漫画としての完成度に感動しました。
特に料理ものによくあるバトルが始まってから使い古された手法でありながら燃える展開を次々重ねてどんどんテンションが上がっていきます。
そして因縁の母親とのバトルがありツンデレハゲ上司の芹沢にも認められ遂にお願いを聞いてもらうことになります。
そして最後には前作ファンにとって気になっていたことが素晴らしい形で分かるようになります。
前作「ラーメン発見伝」そして今作「ラーメン西遊記」を楽しんだ人にとって最高のラストだと感じました。


あとめっちゃラーメンとつけ麺食いたくなる。

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2019年08月02日

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