あらすじ
ラーメン界のカリスマ、芹沢達也が経営するフード・コンサルティング会社に入社するため、母で有名料理研究家・汐見ようこの弟子と背脂ラーメンで対決した、ゆとり!!
はたして、決着は…!?
主人公が所属するラーメンのコンサルティング会社が、数々の困難に立ち向かって行くという作品です。登場する社長のキャラがかなり強く、ネット上ではちょっとした人気キャラにもなっています。前作の『ラーメン発見伝』の続編という位置づけですが、こちらから読み始めても問題なく楽しめます!
この作品の魅力といえば、美味しそうなラーメンの描写!!!……ではなく、緻密なコンサルティング戦略の描写です!(笑)
「金を払うとは仕事に責任を負わせること。金を貰うということは仕事に責任を負うこと」
(女性に向けてラーメンを売るなら)「そういう言い訳が、しやすいラーメンである必要はある」
など名言連発です!
ラーメン漫画の皮をかぶったコンサル漫画といっても過言ではありません!
感情タグBEST3
舞台がラーメン作りではなくコンサルとなったことで、店の借り方やグリストラップなど専門的な内容になってきました。実際私の地元でも昼だけのラーメン屋さんを見かけるようになってきました。読みごたえのあるストーリーです!
なかなか
女性のホンネとタテマエのギャップは、ラーメンマーケティングにおいても難題のようです。 見た目のおしゃれさ、食材にはヘルシーさを求めているようでいてコッテリ味も実は大好きなのだから。 ダイエットと称して主食を食べる量は控えるくせに甘いケーキや和菓子には別腹と言い訳して食べ放題バイキングに殺到してしまう女性たち。 男の側から見ると笑えるくらいのギャップなのですが、絶対にあからさまな形で指摘して怒らせてしまってはいけないのです。
世間知らずで無神経なゆとりが、コンサルタントなんて本来あり得ないですけど、芹沢達に厳しく教えられて成長していくのは見ていて痛快でした。
Posted by ブクログ
んーやっぱ発見伝よりいいなー。
発見伝では、あえて1エピソードを短く、2~3話で終わらせてた感あったけど、
今作はしっかり長く作られているので、単純に展開として面白い。
ありえないくらいど素人を出して、居抜きだ原価率だと、
用語の解説させるのも上手いしためになると感じる。
例えば、相川がアイディアを提案して、汐見がラーメン作るとき、
いちいち作ってる過程とか見せずに、
「ピッコーン!ピッコーン!」でラーメンが出来上がっている。
そのテンポの良さというか都合の良さがいいなーと思える。
まあ、作中に絡む重要なラーメンじゃないってのもあるけど。