あらすじ
【科学は人間を殺すか?】
湖の孤島にあるホテル八十神で起きた小説家怪死事件。室内にも関わらず、被害者の死因は溺死。そばにいたハウスキープロボットのメモリーには謎の映像記録が残されていた…。小説家・榊四十朗を殺したのは、誤作動したロボットか? それとも湖に潜む悪霊たちの呪いなのか!? 不審な宿泊客たちが集う中、キョーマとミラが21年前の忌まわしき事件とコイルの真実に迫る――!!
(C)2012 YUJI IWAHARA
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1~2感と変わったホラー風味のストーリーで、物語の自由度が最大限生かされている。謎を解き明かすミステリー的な雰囲気がありながらも、コイルが引き起こす怪奇現象という要素が加わることで謎の深さが増していて面白い。
Posted by ブクログ
2巻のコージィな感じから、新章はホラーチックなクローズド・ミステリに。
ブレない面白さ。世界観の妙味を加えたSFミステリの構成が実に丁寧。
ミラの存在が「地球美紗樹」っぽい「抜け」を作っていて、そのバランスも絶妙。
幅広い層にお勧め出来る作品だと思う。
Posted by ブクログ
前巻の終わりから始まった「八十神編」は、推理ものを思わせる導入部から始まって、オカルトとSF要素を巧みに合わせた感じになるのが、新鮮。
話の展開がおもいっきり変わりすぎているのに、驚いたが、この先の読めない感じは、いいかもしれない。キョーマとミラは、しばらく別行動パターンが多くなるのかな。共闘するのも見てみたい。
八十神編は結構長編で、気になるところで終わり、次巻に続く。