【感想・ネタバレ】ひとりぼっちの地球侵略 6のレビュー

あらすじ

体育祭を前にして、凪から岬一への突然の宣戦布告!

そして侵略者とともにやってきた、「もうひとりの」先輩。
彼女が希にもたらすものは…?

少年少女にその「意味」を考える暇を与えず、時は流れていく……

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

先輩の弱りっぷりがいたたまれない…。

相対的に岬一の主人公度が上昇、宇宙人相手に(アイラのフォローはあるとはいえ)タイマンはってみせます。
…確かに…言われてみれば「異常」なのか。
ちょっと不思議な世界。日常の隣の非日常に足を突っ込もう、なんていう考えも「異常」といえるのかもしれない。

とはいえ
先輩のため、友達のため、命を賭ける姿はまさに男の子であり、主人公の姿と言えるでしょう。

同時に、凪の鬼気迫る表情がたまらなく不安を掻き立てます。表向きの表情や行動に何も出ていないとしても。
こう、絵柄の可愛さにごまかされてますが、内に秘めた黒さと重さが結構怖い。

そして何より、上述の通り大鳥先輩の弱りっぷりというか、切実さがいたたまれない。
これまで見せていた超然とした態度、人を食った表情、そういうものがない、ようやく母親に会えた迷子のような姿に、先輩の孤独を見て取れます。
無限の宇宙の中でひとりぼっちだという孤独、恐怖は一体どれほどのものか。石造りの部屋の中で閉じ込められる苦しみとどちらが…と言うのは無為な事ですけれど。
とにかくちみっこ先輩を全面的に信用し切っている姿は見てられません。

とんでもない事実と絶望を突きつけられて、さてどうなるのか…。



しかし巻末おまけの先輩はいつもどおりなのだったw

0
2015年06月24日

「少年マンガ」ランキング