【感想・ネタバレ】ひとりぼっちの地球侵略 7のレビュー

あらすじ

故郷の消滅を知ってしまった希…

岬一とアイラの助けもあって、オルベリオとエラメアを追憶するが…!?

一方、岬一との溝が深まるばかりの凪は、決意を秘めて「ある人」の元へと向かう。

うつりかわる季節とともに、少年少女はそれぞれの道を模索してゆく…

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Posted by ブクログ

ネタバレ

先輩復活(気味)。そしてオルベリオと地球の関係が明らかに…なるけど、それより凪がヤバい。

いわゆる岬一のカウンターキャラ、敵側に立つ地球人としてのキャラだと思っていましたが、そんなもんじゃない。
もっとどうしようもなく切実な…人間らしい苦悩と欲望の権化でした。
正直、ここ最近で最も「こわい」キャラクター。
恐ろしく利己的だと思うけれど、その根幹は何か理解できそうな気がしてしまう。一つ裏返れば愛だし、その逆は何もかも否定する虚しさ。
彼が感情を露にする時、そこには激しい怒りとともにギリギリの危うさが見えるようで、やはり「こわい」。
ある意味、岬一より純粋で人間らしい、とすら思えます。

だから、好きになれないけれど、でも哀しくて放っておけない。

凪を救う手段は考えられなくもないけれど、それは何だか安易な逃げのようにも思えて悩ましいです。
岬一とぶつかりあって削りあって、何かが見えればいいんですけどねぇ…。

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2015年06月29日

Posted by ブクログ

それぞれの過去が、想いが明らかにされて、
それぞれが抱える「ひとりぼっち」があぶりだされてきた感じ。
誰もが孤独を抱えている。誰もがひとりぼっち。

「ひとりぼっちで地球を侵略する話」だと思っていたけれど、もしかしたら
「ひとりぼっちが地球を侵略する話」なのでは? と思ったりしたけれど深読みしすぎだろうか。

それにしても、この巻も表紙が素敵だ。
コミックでも帯はつけておく派なんだけれど、この作品に限っては帯を外してしまうよ。

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2015年01月27日

Posted by ブクログ

 物語はだいぶ整理されただろうか。凪の経緯を詳らかにするエピソードを挟んだことで、それぞれの立場はかなり明瞭になった。
 ぼやかしが多いのはいつものことで、果たしてパーフェクトワールドとは何なのか、だとか疑問は増える一方であるが、一応舞台は整ったと見ていいだろう。
 次の巻か、その次の巻あたりに大きな動き(あるいは終わりに向けての大きな流れ)が生まれてきそうな気配である。

 余談だが、今回のカラーの挿絵は本当に美しい。先輩はだいぶ前からキュート路線で表紙なんかに描かれていたが、この一枚は特に素晴らしいところだった。

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2015年01月15日

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