あらすじ
人間に搾取される家畜たちが反乱を起こし、理想社会を目指すも、やがて独裁政治へと変貌する――。人間の欲望と権力闘争を風刺し、全体主義の恐怖を描いた、『1984』に並ぶオーウェルの代表作。
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Posted by ブクログ
権利と腐敗を風刺した寓話小説。
このお話の中の豚(ナポレオン)は現実でいうヒトラーやスターリン、毛沢東といった独裁者にあたる。
豚や犬以外の動物は国民にあたり、権力者によって一種の洗脳のようにして独裁国家が作り上げられていく。
日々の暮らしの中で適材適所で、それぞれの人がその人に合った仕事をして国をつくることが求められるが我々国民が政治について無知というのはどれだけ怖いことなのかを理解するべきだと思う。
税金の上がる下がるばかりに目が向けられ、どこにどれだけ使われるかなどかに目を向けない。SNSの誤情報、人の言葉に左右されうわべだけで判断を下す。このような愚行をせず、批判的な姿勢でものごとをみる重要性が与えられる。
Posted by ブクログ
もっと爽快感のある動物VS人間の話だと思っていたら、想像よりも社会風刺のきいた物語だった。
悪知恵の働く一部の層とその親類が一方的に豊かになっていき、その他の愚かな層が搾取され続けるという形は、独裁的な国家にありがちな物だなと感じた。1940年代が初出らしいのだが、当時からそういった人間の醜い姿は変わっていないのだなと思った。
本文だけでだいぶお腹いっぱいになってしまい、後半に載っていた「出版の自由」に関しては初めの数ページしか読めていないのだが、当時この話を刊行するにあたって「ロシア(ソビエト)すぎる。」と跳ね返されたとあった。
ソ連がどうなったかは歴史の先を生きている私たちが1番良く知っているが、ふと、今の日本がその道筋の途中にいないと断言できるのだろうか?と不安になった。
動物農場がはじめ少ない違和感から変わっていきすっかり元の荘園農場に戻ったように(もしかしたら元より悪いかも)、これから先日本が同じことにならないとは断言できないなと感じた。違和感の種を感じたら悪知恵の働く者に言いくるめられず、その種を摘み取っていきたい。