【感想・ネタバレ】シークレット・オブ・シークレッツ 下のレビュー

あらすじ

象徴学を専門とする著名な大学教授ロバート・ラングドンは、プラハを訪れていた。最近恋仲になった気鋭の純粋知性科学者キャサリン・ソロモンの講演を聴くためだ。講演でキャサリンは、人間の意識にまつわる驚くべき発見について解説した著書を発表予定だと話した。しかしそれは、何世紀にもわたって人々が信じてきた通念を脅かしかねないほど斬新な内容だった――。
残忍な殺人事件が起こってラングドンは大混乱に巻き込まれ、キャサリンは原稿とともに突然姿を消す。物語がロンドン、ニューヨークへとひろがるなか、ラングドンは懸命にキャサリンをさがしながら謎を解明していく。そして、未来の科学や謎めいた伝承と苦闘したすえに、ある秘密のプロジェクトに関する衝撃の真実を知る。それは、人間の心についての常識を根底から覆すものだった。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

”人間の意識”や”死”をテーマにしたラングドン教授シリーズ。

「肉体がなくなっても意識は生き続ける」
日本人の自分にはしっくりくるけれど、西洋の方はこういうのはスルッと受け入れられるのだろうか。
物語を読みながら、作中のテクノロジーはおそらく実現しているんだろうなと思うとワクワクと怖さを感じた。
やっぱりラングドンシリーズは面白い。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章の疾走感がとにかくすごい。
下巻の半ばからはもう、ページを繰る手が止まらなくなっちゃいました。星5つで足りない。

ゴーレムは誰だったのか。そしてそのゴーレムはどうなるのか。巧みに誘導されていて真実がわかった時の驚き。振り返ってみればヒントはあちこちにちりばめられていたけれど「そうだったのか」が止まらない。

p259 被験者が見たものを脳の視覚皮質と接続して映像化できるというところを読んで去年ドラマ化した「秘密(原作・清水玲子の漫画)」を思い出しました。
こんなことができるのはまだ先だろうと漫画もドラマも観ていて思いましたが、ダン・ブラウンは本書に登場する科学的成果は事実であると冒頭で唱っているので、もう本当にそんなことができるんだ、ととても驚きました。
非局在意識の証拠は、死後の世界の存在に直接関わってくる(p263)
どんどん展開が深まっていきます。

p329からの精神病に対する非局在意識理論から見た解釈の仕方にも驚きました。それが真実かどうかは分からないけど、確かにその説明納得できてしまうと感じました。
これが証明されたら世の中のいろんな概念はひっくり返るかもしれないなと思ったことです。

ところどころにユーモアが差し込まれているところもとても読んでいて面白かった。「この友人にはトラブルの中心地に居合わせるという厄介な習性がある(p301)」とラングドンのことを言ってる箇所で吹き出しました。名探偵コナンとそこは同じだと思ってしまった(笑)

この壮大で綿密な物語をどうやって終わらせるのかと思いつつラストへ向かいましたが、終わり方もスタイリッシュなのに胸熱。
ラストのラングドンの言葉がまさに著者の本書を書いたモチベーションそのものと感じられてものすごい爽快感がありました。いやぁ面白かった。

あと数点小さい感想を。
内容とは関係ないことだけど、鼻に乗ってるメガネを探したり、手に持ってる携帯を探しちゃったりする行動のことを馴化っていうんですね。
(p20に出てくる言葉)その言葉は聞いたことがあったけどそれは動物の調教についてだった気が。
あちこちにでてくる難しい言葉や科学に関する説明など、わからないものもあったけれど、それ自体もとても興味深かったり、初めて知ったりしたこともあり、内容とは別にもっと知りたいなと面白く感じました。

それと著者の巻末の謝辞でさらりと原稿がハッキングされかけたことが書かれてあり「まるでキャサリンじゃないか!」と現実にもそんな事があったことに驚かされました。
訳者あとがきにも、その作業が本書に登場する編集者フォークマンさながらの漏洩防止管理状況だったことが明かされていて、どこかに掲載されるという(もうされてるのだろうか)「監禁された翻訳者の手記」もぜひ読みたいなと思ったことでした。

全部読み終わって真相を知った今、また最初から読み直したい衝動に駆られています。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【シークレット・オブ・シークレッツ】 ダン・ブラウン 著

 これはすごいです! さすが、ダン・ブラウン!

 「トラブルの中心地に居合わせるという厄介な習性」のあるラングドン教授のミステリー&アドベンチャーのハラハラ・ドキドキはいつもの通り。すごいのは今回の主題です。脳(脳科学)、意識とは何か(局所性・非局所性)、夢や幻覚の原因、遠隔透視、さらには、死ぬときに何が起こるのかという「秘密のなかの秘密(Secret of Secrets)」を解き明かしているところです。トンデモ本かと思いきや、冒頭には「実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実」と書かれており、ほぼ一気読みでした。

 舞台が一番好きなプラハというのも痺れました(好き過ぎて工場まで作ってしまった)。ヴィヴィッドに風景が思い起こされましたが、いつもバーツラフ広場、旧市街、カレル橋、プラハ城などがお決まりコースで、そのほかにもこれほどの名跡があることは初めて知りました。
 
 内容は書き切れませんが、一言で言えば「脳とはスマホである」ということでしょうか。これまでの価値観が大転換した一冊です。

PS
「ダン・ブラウン、すごい」と知人に話したら、「サミットのパン屋?」と切り替えされました。今、そっちなんですね。(^^)

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2025年11月28日

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ネタバレ

やはりダンブラウン面白かった。スピード感、疾走感がハンパない。そして科学の蘊蓄がたまらない。さらに芸術についてのエッセンスが散りばめられていて最高。
(訳者もあとがきで同じようなこと書いてた。)
今回の舞台はプラハ。テーマは「非局在型意識」。
人間の脳は抑制されているが、それを解放すると、意識を肉体から離して遠く離れた場所を見たりすることができるというもの。
トンデモない話ではあるが、ダンブラウンに書かれると本当に実現しそうな気がしてしまう。
最後も落ち着くべきところに落ち着いて納得できる終わりへ持っていくのはすごい。
物語のほとんどはラングドンが朝目覚めてからのたった1日のできごとというのは信じられない。
サーシャとゴーレムが二重人格の同一人物だったというのは予想できなかったが、納得いくトリックで面白かった。

ときどきハリウッドっぽいセリフが出るのが好き。
上巻p239「世界には星の数ほどカフェがあるのに、おれはこのカフェにやってきた」
下巻p198「どうやらルッコラじゃなさそうだ」
下巻p301「あなたですよ、教授」
下巻p305「軍法会議で週末が台なしになるかもしれません」

これも気になった。
上巻p229「ティモル・モルティス・エスト・パテル・レリギオニス」「死の恐怖は宗教の父なり」

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2026年02月02日

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ネタバレ

久々にダンブラウンさんの作品を読みましたが、相変わらずストーリーが面白いですね!ダヴィンチコードの衝撃を思い出しました。
後半の怒濤の展開は読む者を釘付けにし、あっという間の結末がでした!

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひさびさひさびさのラングドンシリーズ。なんと、今回のラングドンガールは、ラングドン先生の恋人!!
前作のオリジンも「そんなことになるのか!」とビックリしたけど、今回もビックリ。死を恐れることがなくなると、世界が変わる…
ゴーレムはサーシャじゃね?いつもの通りだと、思っていたら本当にその通りだったのでこれまたビックリでした。

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2025年12月26日

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ネタバレ

謎がいくつか重なっていたので、先が気になってどんどん読み進めていった。謎が解けていくときに、そうだったのかぁ!という爽快感があった。意識というテーマも、難しそうに思ったが、謎解きを楽しみながら、キャサリンとラングドンの対話を通して、意識や死の新たな考え方に触れることができて、おもしろかった。次回作も、楽しみ!!

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2025年11月24日

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ネタバレ

題材は最先端のものでも、事件の真相に至る過程が古臭い。

作中では、まだまだラングドンの老いは感じない。
続編にも期待。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ロバート・ラングドン」シリーズ第6弾の下巻。

今回は舞台はプラハ(ニューヨークでも余波の事件はあるが)で、時間も1日の出来事なのに、この密度の濃さは驚きです。
プラハの歴史遺産などの蘊蓄も素晴らしいが、何より非局在型意識とネット情報の相似性という論には驚きました。
ゴーレムの正体は案の定だったこと、事件解決後がちょっと冗長だったこと以外は満足しました。
純粋に歴史と宗教学とその象徴物との話はラングドンより20年は先行している星野之宣の宗像教授シリーズの方がシンプルに面白いかも。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この小説に登場する芸術作品、異物、象徴、文章は全て現実のものである。実験、テクノロジー、科学的成果は全て事実に即している。この小説に登場する組織はすべて実在する
臨死体験者が万物とつながる感覚や全知の至福感を語るのは、まさにそれが原因よ。化学物質がそれを証明している
キャサリンの説明によると、死ぬのは夢を見るのとよく似ていて、夢の中では往々にして、自分を重量も質量もない存在と感じ、障害物を通り抜けたり、空を飛んだり、瞬間、移動したりできる。要するに、物的な形を持たない意識となる
死の恐怖が取り除かれれば、世界における一人ひとりのあり方が変わる

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2025年12月31日

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