【感想・ネタバレ】瞬きの音 4のレビュー

あらすじ

「押見修造」の答え合わせ。

『惡の華』『血の轍』の鬼才、戦慄の回顧録。最終巻。

「描く」。
その行為がどんな意味を持とうとも、「ぼく」は……

「きみ」を通して行った、己の本性を抉る回顧。
その先で待っていた、答えとは。

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Posted by ブクログ

弟さんが生きている間に折り合いがつかなかった関係性が死後に結ばれたようで、とてもいい作品だった。人の醜さと共に醜いだけではない姿を描かれていてとてもよかった。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全4巻。
3巻と4巻の刊行時期があまりに近くて驚いた。
1巻 2025 05 30
2巻 2025 10 30
3巻 2026 02 27
4巻 2026 03 30
4冊並べて見たとき、
帯、
1巻 「押見修造」に、幻滅せよ。
2巻 「押見修造」の罪悪を見よ。
3巻 「押見修造」が正体を現す。
巻 「押見修造」の答え合わせ。
と深掘りしている。
カバーイラストのタッチは、1巻が鉛筆による細密でグロテスクな絵だが、グラデーション的にデザインふうになって、4巻はもう別の作家の絵のよう。
なんというか、出し切った空虚を、辛うじて絵にしてつなぎとめたら、こういうデザイン的な絵柄になる、というような。
内容も絵も、ラフというか、ジャジーというか、苦悩の結果をそのまま発表して、そのまま本になって、という当意即妙な感じ。
現在進行形の何かに触れた気がするし、ここまで生々しくて大丈夫なのかと危惧したりして。
で、本書の巻末には、ある写真が。
ここまでロウなものを出されたら、もう頭が上がらないが、ちょうどいま「悪の華」ドラマ版が放映される今、連載作品はキリよく終わっているんだよな。
数年前に確か「血の轍」完結時に、押見先生大丈夫か!? と危惧したものだが、本書による区切りのタイミングで、再度不安。
押見先生、休んでほしいとも、矢継ぎ早に描いてほしいとも。
ふつうの漫画化に対しては、そのペースで描けばいいじゃんと、読者たる自分と関係ないのだが、本作品のようにジャジーな作品を作った作者に対しては、その苦悩を現在進行形で「見させてほしい」という、読者としての貪欲を、掻き立てられてしまう。
そのモゾモゾは、それこそ「悪の華」の後半で絵柄が変わり出した時点で感じていたが、本作品で加速した感覚。
萩尾望都は厄介オタクを「ドマニア」と呼んだし、遡れば太宰治も厄介読者で稼ぎつつ不倫相手見つけつつ作品に取り込みつつ溺れ死んだ。
押見先生におかれては、自分のような、地の底から憧れとルサンチマンで縋りつこうとする手を、うまく捌いて、次作を出してほしい。
ま、こんな木っ端感想見ずとも描く人なのだろうけれども。
I witness you.

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

『相原コージのなにがオモロイの?』を思い出した。
仮にネタで描いていたとしても、達観して描いていたとしても、これは危険な行為だと思った。
このように作家としての自分を追い込むような作品はまったくの第三者の立場からしたら、ニヤニヤ眺めて面白がれるし、実際にマンガとして興味深く読んでしまうけれど、これはある種の自傷行為というか、完全に持っていかれるヤツなのでやめた方がいいと思った。

押見修造は古谷実とか安達哲と同じ系統とか勝手に思っているが、そのようなカテゴライズは愚かなことなので、それをわざわざこのように書く必要はないのだが、隠居するにはまだ若いのに描かなくなってしまうのは残念すぎるので描き続けて欲しいよなーとは思う。
安達哲はまだ描いているけど。(最近知った情報)
しかしそれも外野が決めることではない。
いのちをだいじに。

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2026年04月20日

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