【感想・ネタバレ】瞬きの音 2のレビュー

あらすじ

「押見修造」の罪悪を見よ。

『惡の華』『血の轍』の鬼才、戦慄の回顧録。

「ぼくは、きみを身代わりにした。」
ある男の自省は、「押見修造」という人間の性を剥いていく。
己の本性を抉り抜く、容赦ない回顧。
その先に待つのは――

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こんな漫画を世に出してくれたことに感謝。

漫画の内容とは全く関係のない読者の個人的な経験ではありますが、私は昨年弟を自殺でなくしました。
「弟が大学を留年したらしい」という話を聞いても、仕事の忙しさに甘えて、また不健全な実家を遠ざけたくて、たいして会いにも行かずに私は自分のことだけで忙しくして過ごしていました。
大学に入って急に広がった世界の中でどう生きればいいのか分からなくなり立ち止まってしまうという経験はかつての私にもあったのに、私は自分の力で生き抜いて幸せを手に入れたんだぞ、という思い上がりでもあったのか、また生きる道は自分で掴み取るものなんだぞ、という意地悪な気持ちでもあったのか、とにかく、姉として自分の経験を弟に伝え幸せに導いてあげるということをしませんでした。結果、弟は死にました。弟が生贄になることで家族の問題が解決された面もありました。
月並みですが、罪悪を感じています。
そんなこともあり、この漫画が世に出されたことに感謝しています。

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2025年11月02日

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