【感想・ネタバレ】鎌倉ものがたり 27巻のレビュー

同作者の作品、『Always三丁目の夕日』が2005年に実写映画化されましたが、この『鎌倉ものがたり』も同じく実写映画が公開されます!
作品の主人公は鎌倉に住むミステリー作家の一色正和と、幼な妻の亜紀子。
古都鎌倉を舞台におこる、数々の珍事件を、一色先生が名推理で解決していきます。
マンガの中では様々な魔物や、亡霊、妖怪、魑魅魍魎が出てきますが、その画風から、おどろおどろしいイメージは全くありません。
ミステリー要素がありつつも、人情味のある話が多く、ほのぼのとした気持ちにもなります。
また、作者はスクリーントーンをほとんど使わないそうで、着物や小物の柄、背景などに手描きの温かさが表れており、そういった描画を見つけるのもこの作品の楽しみのひとつでもあります。
鎌倉の観光名所や江ノ電、由比ヶ浜などはもちろんのこと、鎌倉周辺のあまり知られていないスポットが舞台となることもあり、読後はものがたりに登場した場所に行きたくなってしまいます。
一話完結であり、肩の力を抜いて読める、不思議譚です。

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Posted by ブクログ 2010年08月26日

 飛びぬけて毛色の変わった話もない代わり、ひとつもハズレがない、いつもの鎌倉ものがたりでした。いいの。こーいうのが読みたくて、そして読ませてもらえるんだから。
 鎌倉ではなにが起こっても不思議はない…こんなホームタウンが私もほしいです。神戸あたりでこんなお話があっても面白いだろうなあ。

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