あらすじ
年若いひっつめ髪の店主が営む、街の小さな古本屋「十月堂」。
棚作りに工夫を凝らしたり、厄介な来訪者に悪戦苦闘したりしながら、今日ものんびり営業中です。
人の手を渡り、時を超え、今なお次なる読み手を待っている本のために。
『このマンガがすごい! 2026』オトコ編 第1位、『ダ・ヴィンチ』 BOOK OF THE YEAR 2025 マンガ部門 第1位など多数ランクイン。
発売からじわじわと読者を広げている、本と人生をめぐる短編連作ドラマ。待望の第3巻発売です!
脱サラして古本屋「十月堂」を開業した若き店主。
彼は本好きの客との会話を楽しみつつも、売れない本を処分する日々に不安を感じています。
そんな中、亡くなった老人の蔵書買い取り依頼を受け大量の本を査定することになるのですが、故人の部屋から人となりを感じ取った店主は、自身の本への愛と古本を取り巻く人生の重みを再認識するのです。
各話では様々なキャラクターが登場し、店主の目を通して本と人との関わりがオムニバス形式で描かれます。
この作品の魅力は、何と言っても登場人物たちの個性豊かなキャラクターと、それぞれの本にまつわるエピソードです。
例えば、本の中の耽美な世界に憧れる思春期の少女の揺れる想いや、本に囲まれる生活に憧れる人など、本好きなら共感できる物語が満載。
また、店主の成長や葛藤も丁寧に描かれており、彼の人間味あふれる姿に心を打たれます。
本作は本好きの人々にとって共感できる内容が詰まっており、読み終わる頃には「本探しに出かけたい」と思わせる魅力があります。
そして古本屋の独特な雰囲気や、本の香り、手触りなど、五感に訴える描写が豊富で、「十月堂」を身近に感じられます!
単なる古本屋の日常を描くだけでなく、本を通じて人々の心の交流や成長を描いた作品です。
本好きの方はもちろん、そうでない方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
読み終わる頃には「本探しに出かけたい」と思わせる魅力があります!
巻末にカバー下も収録されているのですが、是非そこもチェックしてください!!
本好きの方はグっとくるハズ!!
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Posted by ブクログ
やっぱり好き!
本に関わる人とのしての在り方を模索している十月堂の店長は好感がもてるし、共感する!
前作で、古本屋で買った本を破いて美術作品に仕上げた美大生の子が、この巻で再登場。
あの時は嫌悪と怒りしか感じなかったけれど、彼の方にも未熟さや考えの足りなさに後悔している気持ちがあって、それを振り返る様子が描かれているのが、救われた気持ちになった。
結局、古本屋の店主には会わずじまいだったけど、それが現実っぽくて良い。(すれ違ったのに、お互い気づかずスルーしていくのも、リアルにありそうでクスッとしてしまう)
Posted by ブクログ
中野さんの言葉が毎回刺さる!匂いの話はなんとなくわかるなーと思った。音楽もそうだけど嗅いだり聴いたりした時に心の奥がぎゅっとなって懐かしい気持ちになるあの感覚。不思議だなー
Posted by ブクログ
読めるならより多くの本が読みたいし、置けるのなら好きな本すべてを本棚に並べたい。ただ、読み進めるペースは早くはないし、我が家の本棚にも限界がある。「十月堂で本を買ってくれるお客さんが それぞれの本棚を作ってくれることで “俺の”本棚も無限に広がっていく気がしてるんです」という店主の台詞、すごくありがたい。たくさんの本あふれた世界で、いろんな書店を経由して私の手元にやってきた本たちは、無限に広がる本棚の一角を形成していて、私の手元から離れて行った本ももしかしたら、誰かの本棚ですてきな輝きを放っているかもしれない。だからこそ、本を捨てるのは難しい。あらためて、今作3巻の16話と17話を続けて読めるのすごくいいな……。
Posted by ブクログ
今回も古本屋店主のやさしくて、クスッとする世界に迷い込ませてもらえて幸せでした。
十月堂さんのお引越しに駆り出された2人に愛着が湧いてきて、お気に入りです。ホームセンター店員の田部さんと、愛書家のメガネ男性(名前忘れました)のコンビと十月堂さん。それぞれの暮らしがありながらも、プライベートの時間をたまに共有してる感じがたまらないです。。一緒に映画鑑賞したり、お互いに気を使いすぎてなさそうな自由な関係。
4巻も楽しみです。