あらすじ
【全巻カバー描き下ろし!WJ連載時のカラーページを再現し、既刊JC37巻を物語の節目ごとに巻を区切り直した全25巻の新装彩録版!※配信済みの『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』から一部加筆、修正しております。ストーリーに変更はございません。】【ページ数が多いビッグボリューム版!】父を名乗る超竜軍団長バランにより記憶を奪われたダイは、仲間たちに匿われていた。バランはダイを奪還すべく、配下である竜騎衆の3人を招集して攻撃を開始する!! 一方、ポップはダイを守るため、無謀にも一人戦いを挑む!
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Posted by ブクログ
新装彩録版7巻。丸ごと竜騎衆戦の7巻。敵前逃亡のポップ。VSガルダンディー。援軍ヒュンケル。VSラーハルト。バランの過去。受け継ぐ鎧の魔槍。VSボラホーンは別にいいや。
またも逃げ癖か、と思わせたポップの漢気。アンチ魔法使いみたいなガルダンディーと仕留める強さは流石です。どんどん強くなるポップ。そして、呪文の強さが魔法力の強さという設定になってきている様子が窺える戦いでしたね、とどめのイオ。これはもう、後づけ解釈の感想になってしまうんですが、渾身の魔法力を込めたイオという表現があればこそです。攻撃魔力依存の呪文ダメージは、ゲームのDQでも取り入れられているやつですが、ここら辺が発端なのかな、と思います。前も書いたかな。
颯爽と援軍に駆けつけたヒュンケルがボラホーンを瞬殺し、これはもう楽勝でしょと思った油断をたたき伏せるラーハルトの強さ。ヒュンケルとは違った強みの戦士タイプ。同じ装備なので素早い方が有利、というのは先制できる方が有利ということですね。互いに回復方法がないので、先にHP削った方が勝利という戦い。
ただ、ラーハルトの相手は不死身特性なので、不死身でなければ食いしばり持ち、あるいはFA持ちなので、ラーハルトは相手が悪かったです。
異種族ハーフというダイと共通項を持つラーハルト。きっと、バランはもう1人の子供のつもりで接していた面もあるのでしょう。だからこその過去語りをしたのだろうし、後の展開にも繋がってくると思います。
親である存在を失ってしまったヒュンケルが、親である存在のために命を尽くしたラーハルトの遺志である鎧の魔槍を受け継ぐシーンもいい。
あの時は持っていなかった強さを持って、これからの戦いの人生のために活かす、という贖罪と決意のようにも思えます。
あと、シンプルに魔剣より魔槍の見た目の方が好きというのもある。
VSボラホーンはやっぱりいいや。