あらすじ
海外出張から戻ってきた犬養を待っていたのは相棒・恵那院と一本木の熱愛ゴシップだった!! 相棒を失う古傷(トラウマ)に(勝手に)苛まれる激重おじさんは謹慎明け早々に暴走してしまうけど――!? 一方超巡は思想強めのカレー屋の店長になったかと思えば、花園さんの想いが具現化した世界に誘われてしまい、その先でカレーのルウになったり(?)と大忙し!! 予測不能の超能力ポリスコメディ第7巻!!
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超能力 × 警察ギャグ、ここに爆誕!!
この作品の主人公・超条巡は、珍宿西交番の巡査長にして、超一流の“超能力者”。
なのだが、その能力の使い道がひたすらにくだらない。
子どもたちとのヨーヨー対決、カードバトル、果てはコンビニでの神対応。
本気を出す場面は街の平和を守る時…のはずだが、どうにもその信頼度は微妙である。
そんな超条先輩の行動には、思わずツッコミを入れたくなってしまう。
だが、それ以上にツッコミどころ満載なのが同僚たち。
中でも、ツッコミ役…のはずの後輩・一本木直は、驚異的な柔道センスの持ち主。
彼女の投げ技は、ギャグのキレと同じくらい鋭い。
かつての少年ジャンプを彷彿とさせる“警察官ギャグ”の新たな系譜。
肩の力を抜いて読める一冊、ぜひこの機会にチェックしていただきたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
駄菓子ガチャ、恋で空騒ぎ、同期登場、趣味のために神を殺す、カレーブートキャンプ、酒乱、大江戸ヒーロー読み切り、プロトタイプ読み切りの7巻。8巻と同時発売でつながっている表紙がサービス。
サービスのわけは、8巻で完結だから。
解せぬ。
沼駿の作品の言葉遊びが好きで、セリフのテンポが好き、というバフがかかった状態なので正当な判断ではないかもしれないけども、同時に連載されている作品よりは人気とっていると思うのだけどなぁ。
絵面のギャグよりも、セリフを読ませた上でのギャグが多いから、単純なわかりやすい笑いのパワーが届きづらいのかもしれない。
巻末に収録されている読み切りのような、人情コメディヒーロー作品も描けるので、いろんな作風いけるのは強みだろうけど、器用貧乏な感じになっちゃうのかなぁ。
10巻前後というのは、打ち切りではないけど長期連載でもない、という半端なところ。とはいえ、作品として一区切りはしやすいのかもしれない。
長く読みたい、というのがファンとして希望するところであります。
つながる表紙のセンターほっさん。センター大抜擢かと思うけど、断ち切られちゃうんだよな。愛されてはいるけど、不遇な立ち位置にしかいられないほっさん。カレー屋の有能店主として確固たるキャラ付けになったけど、それ以前の迷惑くだ巻きおじさんの方が出番多かったように思うなぁ。
好きですけどね、ほっさん。お近づきにはなりたくないですが。
読み切り時代よりもふくよかになっていて、何よりではあります。