あらすじ
超能力捜査官 それは読心術や千里眼、テレパシーといったありとあらゆる超能力を駆使する犯罪捜査のスペシャリスト。しかし、そんな力を持ちながらも、場末の交番で働く街の厄介者がいた!! その名は超条巡。人は彼を超能力巡査長と呼ぶ!! 予測不能の超能力ポリスコメディ開幕!!
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超能力 × 警察ギャグ、ここに爆誕!!
この作品の主人公・超条巡は、珍宿西交番の巡査長にして、超一流の“超能力者”。
なのだが、その能力の使い道がひたすらにくだらない。
子どもたちとのヨーヨー対決、カードバトル、果てはコンビニでの神対応。
本気を出す場面は街の平和を守る時…のはずだが、どうにもその信頼度は微妙である。
そんな超条先輩の行動には、思わずツッコミを入れたくなってしまう。
だが、それ以上にツッコミどころ満載なのが同僚たち。
中でも、ツッコミ役…のはずの後輩・一本木直は、驚異的な柔道センスの持ち主。
彼女の投げ技は、ギャグのキレと同じくらい鋭い。
かつての少年ジャンプを彷彿とさせる“警察官ギャグ”の新たな系譜。
肩の力を抜いて読める一冊、ぜひこの機会にチェックしていただきたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
待ってましたの沼駿新作「超巡!超条先輩」。
誠に勝手ながら、「左門くん」は意に沿わないバトル展開が多めになってしまいつつあったので、覚悟を持ってやめたのだと思っています。勝手ながら。
まあ、悪魔バトルは大好きなので楽しみにしていましたが、作風じゃあないんだよな、と思っていました。新作は、交番のお巡りさんということで、カス公務員のお仕事日常超能力者漫画になるのだと思っています。バトル展開はないでしょうね。
いや、好きですけどね。
全国のお巡りさん集めて、なんか逮捕術大会とか、鑑識大会とかさ。少年ジャンプのバトル展開とは違うけども。
超能力者と脳筋柔ちゃんと配膳ロボットのトリオで送る「超巡!超条先輩」。
ちょこちょこ前作の小ネタが仕込まれていてくすくすしてしまいます。
なぜか巻末のおまけコーナーで劉禅と孫権について熱く語っています。なぜ?
劉禅が暗君第一人者であることは、他にも多く候補者がいるけども否定しないのですが、降伏後に処刑されなかったことは特筆すべきじゃないのかな、と思います。革命による打倒ではなかったし、蜀漢滅亡後も呉は健在だったので、蜀漢の反乱分子を刺激しないという判断もあったのかもしれません。
よく引き合いに出される宴席での空気読まない発言ですが、あれも蜀漢皇帝だった頃を思い出す、となると、司馬一族に対する反乱の兆しありと言われかねないので、保身としてうまく切り抜けたという見方もあります。
『国家の存亡なんて、個人の自由と尊厳に比べたら大したことではない』という言葉に従えば、劉禅の生き方も単純に非難するものではないのかもしれませんね。
と、おまけコーナーに乗っかってみました。
なにはともあれ、楽しみな「超巡!超条先輩」なわけですよ。
笑える、力の無駄使い
超能力をギャグで使ってしまうところが、すごい力なのに、ギャップで笑える。
超能力と怪力のバディの、やり取りが、おもしろい。
匿名
公園で超条が出したおもちゃの中に、動画サイトで見慣れすぎたベイブレード最弱の機体っぽい奴があって笑った。
匿名
超巡!超条先輩
おかえりなさい!!!!! 珍宿ファミリー大好きです!!! 今作も思い切り笑わせていただきました、こんなにも2巻まで待ち遠しい作品はありません