あらすじ
「甘えてくれ、君の望みはなんでも叶えよう――」愛を知らない冷徹伯爵×健気で素直な不遇令嬢、初恋焦れキュンラブ! 「呪いの子」として家族から隔離されていた令嬢・ミセリアを助けた氷の伯爵・グラウィス。はじめは彼女を保護することが目的だったが、どんなときも前向きで希望を絶やさないミセリアをいつしか本気で愛してしまった。「呪い」を解明するための研究を進めてゆく中、少しずつふたりの距離も近づいてゆき――!? クールな氷の伯爵の独占欲も大爆発!! 波乱も甘々も盛りだくさん、大注目の第2巻!
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醜悪な女性が多い
クラヴィスに惹かれる女性達は、なぜにこうも醜悪な人ばかりなんだろう。
妹のラウラ以上に、元婚約者候補のローザの醜さと言ったら…。
マサリアのピンチ、クラヴィスはどう動くのか?
薬の秘密は解明されるのか?
あらら
ヒロインとヒーローの距離は確実に縮まり、ヒーローはヒロインに惹かれていると自覚するほどです。しかし友人医師との会話の切り取りで最悪なところを盗み聞きされてしまいました。もとより自己肯定感の低いヒロインなので笑顔がなくなってしまいます。しかしそれもフォローしようと演劇に誘ったヒーロー。そこで元婚約者の女性からヒーローの抱えていたものを暴露されきちんとヒーローと話し、呪いの解明に協力することになりました。
まだまだヒーローの気持ちがヒロインに届く日は遠そうですが、今回の呪いを解くことを通して距離が更に縮まればいいなぁ。
ペット用のケージが出てきて草
お話としては、医師ニゲルに診てもらうところから、薬師のルークスにカリゴの薬の分析を依頼して、ミセリアが誘拐されてオークションにかけられるところまでです。
絵についてですが、ニゲルがミセリアと似すぎ。てっきり兄とか血縁があるのかとも思ったが、ミセリアはフィーネ家の実子なのでそういうことではなさそう。というか、最後まで読んだけどそんなことはなかった。ちゃんと書き分けしてほしい。
また、元婚約者のローザの悪役顔が相変わらず下手すぎて、ギャグにしか見えなかった。口を大きく開けているのに前歯がほとんど見えているのって、どういう表情をしたらできるんだ?人間の顔見たことないのかな?
さらに、オークションでミセリアが閉じ込められている檻が、完全にペット用のケージで面白すぎた。いや全然面白くないけど。しかも、参考にしたのがペット用のケージなせいで、ケージの底がない。つまり、ケージを内側からでもよっこいせと持ち上げれば、簡単に出られてしまう構造です。下手なのは人の顔だけではなかった。
物語の内容については、今回も展開としては王道で、医師のニゲルや薬師のルークスの登場、物語の核心になりそうなカリゴ医師の名が挙がり、グラウィスの元婚約者の登場、グラウィスの過去、呪いの子の真相に迫り、ミセリアが誘拐される、とテンポよく話が展開していく。ただ、国家医師の薬を調べると反逆罪になるかも、というのは、国家医師があまりにも強権過ぎて「え?」ってなった。
相変わらず絵が下手すぎて、2 周読まないと話が入ってこない。なにより、ペット用のケージが出てきたことで、なんかもうどうでも良くなった感。