【感想・ネタバレ】遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪のレビュー

あらすじ

湯けむりの街、別府。無量は依頼を受け、古墳時代の遺構の学術発掘に赴いた。
人材育成を兼ねた発掘らしく、若い参加者も多い。
別府温泉は「地獄」とも呼ばれると知った無量は、やっと力を取り戻した〈鬼の手〉の本領発揮と張り切るが――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

西原無量シリーズ、17作目。

鬼の手の力が復活して、素直にその力を受け入れられるようになった無量からは今までのような影は消え、実に楽しそう。その分、最初のGRMの引き抜き話にはどうしてもモヤっとしつつ、そのまま事件へと突入。
歴史ミステリの部分は今回も楽しめた。歴史ミステリと現代の事件を絡ませると、どうしても動機の部分が仰々しくなりがちで、今回も途中どうなるかなと思ったものの、結果的には違和感なく読むことができて面白かった。あー、やっぱりこのまま亀研で萌絵ちゃんや相良さんらと各地で事件に巻き込まれながらワイワイやっていてくれないかなー。

0
2023年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

血なまぐさい感じ満載で終わらなくてよかったなーと思いました。そして、今回は若者風な言葉遣いが、あまり鼻につかなかった(笑)。

毎回思いますが、その土地土地に伝わる伝承とか、歴史とか、面白いです。どこまで、事実か見極めることはしませんが、今まで旅行で行ったことのある土地に関連する事柄とかでてくると、特に楽しめます。

0
2023年10月15日

Posted by ブクログ

シリーズ中の間話のような話でした。3人のこれからに着いては保留。
個人的に、萌絵ちゃんにはもうちょっと活躍して欲しかったけれど、最後までどうやってかたをつけるのか予想できなくて楽しめた。

0
2023年05月07日

ネタバレ 購入済み

無量は、移籍するのか?忍は、それを阻止できるのか?
今回も、鬼の面の発掘から始まって、波乱万丈。山津波にのまれた宇龍谷の如意輪寺、そこから持ち出された、銅板経の行方。それを巡る宇龍谷の生き残りの五家(鬼)+カイシャク役。なかなかに、ハードボイルド&ドラマチックだった(笑)

0
2025年07月02日

Posted by ブクログ

引き抜き話に少し決着がつくかと思いきや、そうではなかった。。。

ミーハーなので、歴史的有名人が出てこないと途端に凄さの実感や興味度合いが下がる。

2024.2.28
14

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

久しぶりの無量、ところは別府。
登場人物の敵対性にパターンが見えてしまうけど、
国東半島、別府湾、杵築、宇佐・・・
古墳好きにはたまらない地域。
無量も元気になって、やる気満々で楽しかった。

0
2023年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遺物が持ち去られるのが伝統芸能のこのシリーズだが、まさか持ち去られた物が何か分からないパターンが来るとは思わなかった。
まずはそこからかい!という。
しかも犯人候補は「五鬼」のどれかという、候補も多いので難易度が高い!
よくぞ1巻でまとめて解決できたなと読み終えて改めて凄さを知るという。
結局出てきた遺物も凄い発見になっちゃったし。
歴史が変わりそう。

吹っ切れてからの無量くんが楽しそうで何より。
今回は後輩くんみたいなキャラもいたから、余計に楽しそう。
それだけに、転属の話の不穏さが増すという。
忍ちゃんは(読者も)移籍先のやばさを知っているけれども、それを伝えるとなると自分の立場を明かさないといけないし、このもどかしさ、やるせなさよ。
無量、自分で気付いてくれよと願ってしまう。
今回の事件は解決したけれども、この無量くんの転属の話は結論出ないままになってしまったのも、もどかしかった。
持ち越しか……焦らしますなあ。

0
2023年11月24日

Posted by ブクログ

 今回は一冊だった。大分の別府での発掘。斗織くんのキャラがいい。そして、美声イケオジ。森山周一郎様ばりの低く甘い声を想像してしまった。

 宇佐神宮とか真木大堂とか国東の磨崖仏とか、昔観光で行ったが、とにかくバスで大変だったということしか覚えていない。こんなにふくらませられるなんて、作者さん天才。

 無量の移籍話も気になる、忍ちゃんがいつ自分の立場を明かすかも、萌絵のコーディネーター試験も、思いっきり絡み合っているんだろうな。次巻も楽しみ。

0
2023年05月29日

「小説」ランキング