あらすじ
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――
名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞（きよか）。
数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。分冊版第1弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
引き込まれるような展開
あまり幸せではなかった人がある日王子様と出会って幸せになるという物語はこうなるのかな？とある程度予想して読んであたることよりも「こうなるの」と驚かされることの方が多かったので面白かったです
辛い。。
美世さん
辛い出自ですね。
それでも、純粋な心をもっている。
私だったら、卑屈に育ってしまうかなと猛省しました。
もともともっている素質なのでしょうか。
教育は人なり。といいます。
学がない。とはいっても、周りの人の温かい関りがあったからなのかな。
人と関わる上で、どう対応するか。なんだか学ばせていただきました。
続きが気になります。
引き込まれる
こういった下克上ものは多いのだが、なぜかこの作品には引き込まれる。言葉より心で思うことが多く、その静かに傍観するヒロインの諦めがストーリーを導いて行く。気づいた時はすっかり魅入られていました。
美世の運命
全体的に読んで、異能を持たないと言われていた斎森美世が家族に虐げられ、異能を持つ久堂清霞の婚約者に選ばれたことで、幸せになれるかと思っていたら、また家族に虐げられることになり、清霞に助けられるラブキュンを感じられる作品です。
シンデレラファンタジー
継母や腹違いの妹にいじめられていたヒロインが、王子様に出会って幸せになる という典型的 古典的なシンデレラ・ストーリーに、ファンタジックな味付けを加えた作品である。ストーリー展開は最初からわかっているので、引っかるところもなくスラスラと読めてしまう。語り口がわかりやすいのが特徴かな。
シリーズ作品レビュー
