あらすじ
「ともに国を奪うか、ともに国を滅ぼすか。選べ」災厄をもたらす“八十禍の王子"と呼ばれるリカルドに、百年の眠りから目覚めさせられた魔女の末裔シオン。魔女狩りで喪った同胞の無念を晴らすべく、シオンは憎むべき男の手をとった。シオンの身には五人の魔女の力が封じられており、解放するには人間の体液を得なければならない。王位継承のため魔女の力を利用したいリカルドは、シオンの身体に精を注ぐ。復讐を誓うシオンは男でありながら同性の精を受ける屈辱に耐えるが、果てはリカルドの妃として娶られることに――!?せめぎ合う野心と復讐心、愛と憎しみに翻弄される淫靡なBLファンタジー。※電子版はショートストーリー『レネのお小言』付。
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誠実な魔女
主人公のシオンは
百年前の魔女狩りの復讐の為
目覚めたけど人との触れ合いに
葛藤し、冷酷になれないのが素敵です。
リカルドの気持ちが分かりにくいのが
モヤモヤするけど
最後まで目が離せない展開で面白かった
色々と考察しながら読み進めていましたが、
なかなか切ない展開でした。
それぞれの立場や考えがあって、
善にも悪にもなり、傷付いたり傷付けたり。
あとがきにもありましたが、
体先行ではあるものの徐々にお互いが
惹かれあっていく姿はもどかしくて良かった。
あと装身具の場所どうにかならなかったのか?
という疑問は担当者さんと同じくです。笑
今回意外とおとなしめ?
沙野先生の作品は毎度えげつないことになるんですが、今回割とおとなしい気が…
最初はかなりらしさが出ていて、初っ端からこれならこの先またえらいことになるかと思いましたが…でも逆に御伽噺っぽいかも
もっと御伽噺シリーズ見たいです❗️