あらすじ
【電子版特典マンガ付き】
元ライバル、38歳男二人のなんかいい感じな人生のプランB
Story>>
危うい夜遊びをしていた朔太郎を助けたのは、
元同僚でNo.1の売上を誇ったライバル・久慈静。
8年ぶりに再会した久慈は
嫌味な性格はそのままだが、気だるげな長髪姿で
なぜか翻訳の仕事をしていて――。
描きおろし漫画「アイアンブルーの夜」13P収録!
電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ「ライバルの弱点」と初回出荷限定特典マンガ「アイスのお味見」収録☆
■収録内容
・「スモークブルーの雨のち晴れ」第1話~第5話…COMICフルール掲載作品を加筆修正
・「アイアンブルーの夜」13P…描きおろし
・本体表紙イラスト「キャラプロフィール」2P…描きおろし
・電子版特典…描きおろしマンガ「ライバルの弱点」1P(紙書籍の応援書店特典と同内容)、「アイスをお味見」1P(紙書籍の初回出荷限定特典と同内容)
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
初読み作家さん。
もともと同じ職場でMRとして働いていた現翻訳家の久慈と現無職の吾妻。8年ぶりに再会した38歳、大人なふたりの、心の交流。
ずっと仕事に対する情熱を失っていた吾妻に新しい道を提供する久慈も、落ち込む久慈に言葉を重ねるでなく身体を重ねる吾妻も、ふたりとも、すごくやさしい。
ふたりの父親のエピソードもそれぞれぐっと来ました。
吾妻の方は、幼かった自分にはいい父親だったのに、姉や母にとってはすこし面倒なひとだった、というエピソード。
久慈の方は、それほど円満ではなかった父の晩年に、翻訳を学びながら、そして少しずつ認知症を患っていく姿に苦悩しながらも寄り添っていた、というエピソード。
人生きれいごとだけじゃないのだと、あの数ページで納得させてしまう作者さんの力量に圧倒されてしまいました。
まだ恋ではないけれど、吾妻と久慈ふたりの間に流れる空気感が、なんとも言えず良いです。
続刊を楽しみに待ちたいです(といいつつ、待ちきれずにWeb連載分を読んでしまいました)
心に突き刺さる
アラフォーの2人。元同僚。偶然?再会愛?どっちもゲイ?両片想い???
まだ序盤という感覚。2人の離れていた時の話が半分。お互い辛い思いをして、今に至るという感じ。
攻めが会社を退職するときに、騙すようにして受けを抱いたのは、どちらにも忘れ難い事として刻まれていたのは、再会してからすぐに身体を重ね始めた事実が物語る。BLとしてではなく、人間模様が色濃く描かれた作品。
Posted by ブクログ
YouTubeでボイスコミックを視聴して、「これは読まねば!」と。
やっぱりちゃんとコマ割りされた誌面が大好きだ。
季節や天気の移ろい、温度や湿度も感じさせる空気感、
久慈の古い家にただよう独特の雰囲気、
そして久慈と吾妻の距離が絶妙で、つい何度も読み返してしまう。
自分も親の介護問題に直面したり、仕事でメンタルダウンしたことがあるので
つい感情移入してしまった。
いつもだったら、BL読む時はほとんど感情移入なんてしないんだけどね…。
大人なBLストーリー
「おはようとおやすみとそのあとに」を読んで波真田先生の作品を好きになりました。
ゆったりと落ち着いた感じで読めます。本作もそうですね。
かつて同じ製薬会社のMR(医薬情報担当者)としてライバル同士だった久慈静と吾妻朔太郎がひょんなことから8年ぶりに再開。
朔太郎は退職した静の担当を引き継ぐも成績が落ち込んだ為ストレスで病み、退職。
静は父の後を継いで翻訳業をしており、無職の朔太郎は静の仕事を手伝う事になります。
8年前に1度だけ関係を持った2人だけど、それも復活する・・・。
この作品は、介護問題なんかもテーマに取り入れています。静が会社を辞めたのも実は父親の介護の為だった。
朔太郎=朔ちゃんはMRだった頃より今の方が若く見えてカワイイ。後半に登場する、朔ちゃんを超尊敬している甥っ子の環くんもかわいい。
えちシーンも多くも少なくもなく程よい感じなのが良いです。自分は静と朔ちゃんのキスシーンがすごく好き❤なんか素敵なんで❤
高校生とか大学生のアオハルなBLも可愛くて好きだけど、こういう大人なBLも良いな~
やっぱり最高です!
この作者の作品はハズレなしなのは分かっていたのですが
試し読みだけじゃこの方の作品の良さは分かりにくい!!読めば読むほどいい味を出し
引き込まれるんですよね。
忘れてました
どうやって良さを伝えたら良いのか難しいです。
今回は大人の恋愛なんですね。まだまだ2人の事がわかっていないのでこの先が楽しみです!
匿名
良かった!
お話も大人の雰囲気で落ち着いていて凄く良かったです。最初は仕事上のライバルで攻めはその時から受けの事が気になってた様子。その後何年か経ってからの再会なんだけど、そこからのつかず離れずの関係が胸キュンしちゃいます。
よきよき
レビューで、「この作家さんは人生を描いてる」っていうのを見て買ってみました。
誰にでもあるような葛藤が主人公それぞれにあって、何度も読み返しちゃうストーリーです。
大人なやりとり
普段はドライな静ちゃんがときどき見せる優しいとこがたまらん 2人とも大人の色気が増してきた
サクちゃんはいい加減そうだけど努力家でまじめなとこがまたいい それぞれの苦悩な部分や仕事の事が上手く表現されてて考えさせられます
今1番の推し!
良き
元MR、仕事をやめて休養中の吾妻。
BARで騙されそうなところを元ライバルだった久慈に助けてもらう。この2人8年前に過去に1度だけ寝たことがあって、、訳あって今は翻訳の仕事をしている久慈の手伝いで久慈の家に通うことになる。
内容は翻訳の事も少し混じりつつ2人の平凡ながらもお互いの子供だった頃の事や、どう人生を歩んできたのかなど、ゆっくり進む2人の空気感とか凄い好きでした。
無邪気に笑う吾妻可愛いなと思う所が多々あり♡
ただ1つ、、本当に1つ気になることが、、
現実的なのがお好きな方はいいと思いますが、
受けに生えてる脇毛が気になる。。
いいシーンでも、そこに目がいってしまって
個人的には脇はツルツル派だったので
そこだけ気になりました。。
個人的な好みなので、ストーリー良かったし、星は5つで。。
良かった
作者さん買いです。仕事でライバル視してた久慈が辞めてしまう。送別会の日に一晩だけ関係を持つが、その後8年会わなかったのは?お互いに好きという感情を出さない、何を考えているかまだわからないのが面白いです。続きが楽しみです!
Posted by ブクログ
連載を読んで好きになって、待望のコミックスが出て買おうと思ってたけど本屋さんに行くのがまん出来なくて電子で購入。
ようやくコミックス版を手にしたのでこちらにも改めて感想を。
電子では見落としていた、お父さんが大学に行くとき靴下の中にズボンの裾が入っているという細かいところまで表現しているの見て涙が出そうになった。
介護用品を押し入れに入れっぱなしにしていたことに「押しこんじゃってて悪かったな」と言う久慈くんの優しさ、久慈くんの変化に気づいて「忘れものをした」とうそをついて家に戻る吾妻くんの優しさ、その優しさに対し「落ち込んでるかな」と素直に応えられた久慈くんがいとおしい。
電子の感想にも書いたけど、「久慈の髪がおれの顔にかかるのすき」ってセリフが本当に好き!!!
今後のストーリーが楽しみで、更新されてないかなあと定期的に見に行ってます!
雰囲気がいい
この作品の雰囲気と絵がすごく好きです!!2人ともかっこいいし2人ともお互いのことを特別に思ってるのが伝わってきて早く付き合って!!
Posted by ブクログ
元、MRの吾妻朔太郎は、ライバルMRだった久慈静が仕事をやめてから、自分も辞めて、フラフラしていた。
あるとき男に薬をもられてお持ち帰りされそうになったのをたすけてくれたのが、久慈との再会だった。
久慈はどこかのMRか優秀営業として働いているとおもいきや、主に医療系の翻訳家になっていた「家でできる仕事」として選んだらしい。
そして「暇なら手伝って」と言われてバイトすることになった。
実はこの二人、久慈がMR最後の日に寝たことがある。
それをなかったことにしつつ、でもちょっと意識もしつつ、
もうライバルでもなんでもないし・・・
な、感じがものすごい色っぽいんだよね~
年齢はアラフォーなので、若者特有のきゃぴきゃぴとかはないんだけど、静かな色気がとてもよい。
エッチシーンも激しくもあり、エロもあるけど、なんとなくそれだけじゃない感じ?
なんだろ・・・ぎゅっとなる感じ。「切ない」に一番近い?
久慈の家は実家で、古い日本家屋。その縁側でアイスたべたり煙草を吸ったり、キスをしたり。
古い記憶をたどったり・・(二人とも父親が厳格だった)
その時間がただ、愛おしい。