あらすじ
ついに完結!辛口グルメ評論物語!
もともとは、自分の店を取り戻すために始めたグルメ評論。
しかし、様々な出会いが彦助に変化をもたらした。
ただ不正を正すだけでなく、お店を応援するーー
評論家としての基本に今一度立ち返り、
新たに批評を更新し始めるも、
まさかの暗雲が立ちこめてーー!?
辛辣に、でも愛を持って。
進め、グールマン!
そこに料理のある限りーー!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この漫画でやろうとしたことはこれという部分がほぼこの巻につまっていた。
そうこういう話が読みたかった最初から。
ただ作中のパクチーのエピソードを狙ってこうしたんだなと言うのはわかった。
恐ろしく危険なことだが。
途中で挫折する人の方が圧倒的に多いだろうこれだと。
実際1巻から数巻読んだ段階ではこんな風にまとまると全く思っていなかったし。
しかし比呂美とグールマンはどうなったのか、あのままただの友達で終わりか?
あるいはあの子実は…いやそれはないか?気になる謎残してくれたなあ。
なるほど!
そう終わるか、なるほど、いい話だったね!
しみじみとする。
グルメ評論て何?なんの為にあるの?美味い不味いは結局主観だよね。
グルメサイトの点数付けで、一億総評論家気取り時代にグルメ評論とは何かを問うた意欲作。
でもって、結構言いたい事を主人公グルーマンじゃなくて阿蘇山涼子とかの他のキャラが言っちゃうのが良いよね。
阿蘇山はもう一人の主人公だった。彼女の舌こそが読者のしたのはだったんだ。
温かいグルメ評論漫画
食の評論は結局主観に基づくから揺らぐもの。
味に関係ない内装だの立地だのが評価基準に入る曖昧な世界。それを上手く批判しながら誰も傷付けず、綺麗に終わった。不快感ない温かいグルメ漫画でとても良かった。