あらすじ
国中の人々から嫌われる呪い姫、大切なものを奪われた伯爵令嬢、処刑された未来からやり直した令嬢、帰る場所をなくした養女、努力をしても認められない公爵令嬢―――。どれだけ頑張っても与えられたのは、ただ虚しいだけの時間…だったら、こんなものいらないわ！ 家族に疎まれ、婚約者に冷遇される…嫌われ令嬢達のストーリーを集めたアンソロジーをお届け！自分のための人生を歩んでいく、読み切り5本が収録されます♪ ～収録作品～ カバーイラスト：双葉はづき/01）『呪い姫は美しさを追い求める』空倉シキジ 国中の人々から嫌われる呪いを持って生まれた令嬢。ある日、彼女の前に呪いを解きに魔女が現れて…。/02）『悪役令嬢は「妖精」の名を取り戻す』沢音千尋 王子に婚約破棄をされ、学院での居場所を失った令嬢。卒業論文提出のため、頼る先もない彼女が向かったのは…。/03）『嫌われ令嬢のパルファン』むぎちゃぽよこ 処刑された令嬢は気が付くと過去に戻っていた。家族にも婚約者にも冷遇された令嬢は、薔薇園で王女殿下に出会い…。/04）『逃げ出した令嬢は迷夢の箱庭に辿り着く』大家 養子とした引き取られた屋敷で孤独に生きる令嬢。耐え切れず、逃げ出した先で出会ったのは、ひとりぼっちの…。/05）『箱庭の花と庭師の恋』霰屋 平民の血を引く公爵令嬢は、努力をしても報われない日々を過ごしていた。虚しいばかりの日々の中、出会った唯一の救いは庭師の青年で…。
...続きを読む感情タグBEST3
恋愛ばかりが救いじゃない系
お花畑婚約破棄を受けたり、生まれから周りが全てアンチ勢だったりと、不遇女主人公が自立だったり別の生き甲斐に向かったりする詰め合わせ。
タイトル通りなのでこれはこれで好き。
恋愛に救いを求めるタイプ好きの読者さんはご注意を。
男とくっついてラブラブエンドになるのが固定ではないので、各話の風潮違いが出る個性的な絵師ラインナップも個人的にはいい感じです。
美麗な幸せモノ系じゃないので、表紙はニュアンス変えた方がいいかも。騙し釣りに見える。
甘味は薄め
嫌われ令嬢がテーマなので、最初から虐げられていたり、恋愛を捨てて自立を目指すなど全体的に重いお話が中心で、恋愛要素は極薄。ハッピーエンドもメリーバッドエンドもあります。狂ってしまった女性の話は胸に来ましたね…ざまぁのスッキリや溺愛ラブストーリーを求める人はガッカリするかもだけど、メリバ好きなので個人的には良いアンソロでした。
コンセプトは良い。
目の付け所も悪くない。
ストーリーもちゃんとしてる。
だからこそ、このテーマなら絵は美麗であるべきだった。
表紙絵くらいのクオリティの絵師を揃えてほしかった。
予算とか納期とかあるかもしれんけど、短編だからこそ絵の品質は上げてほしかったね。
嫌われ令嬢
シキジさん目当てで買いました。
表現が素敵。
全体的に絵は荒削りだったりバランスが気になったり。
嫌われ令嬢は最終的に救われますが、ざまぁが物足りなかったり幸せ成分が物足りなかったり。
嫌われ属性好みの方におすすめ
匿名
ハッピーフラワーじゃない
全般的に
白馬の王子的な話はありませんし
ハッピーエンドと言い難く
しかしヒロインが強く生きるストーリーです。
お気楽とかスカッととかは望めません。
若干物足りない
一話完結で読みやすいのは良いのですが、辛い思いをしているヒロインの報われ方とざまぁ要素がアッサリしていて若干物足りない感じです。
表紙&タイトルで期待したのに
令嬢の逆転劇や三角関係等期待したのですが、メリバ詰め合わせって感じです。恋愛要素はめちゃくちゃ薄いです。同レーベルの他アンソロジーは恋愛要素濃いから完全に油断していました。
一つ一つの作品は良いものもありますが、この詰め合わせのコンセプトが読み取れず、購入を後悔したアンソロジーは初めてです。
ちょっと異質なアンソロジー
短時間で読めるアンソロジーものが好きでよく読んでいます。
これは、これまで読んだものとちょっと違うなと。主人公の令嬢たちは嫌われと言われようと皆しっかりと芯を持っています。
だから、助けはいらないとなるのでしょう。多分、これらの話を好む人と、合わない人といると思います。
私も、５話の中でも評価は分かれますが好きなのは第５話です。
自立を目指す
これまでの悪女系婚約破棄ものとちょっと違い、婚約破棄されたあと恋愛面で花開くということではなく自立を目指し頑張るストーリーが多かったです。中には暗いストーリーもあり好みが分かれるかな？と思いました。
