【感想・ネタバレ】ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶- 10のレビュー

あらすじ

動物たちの感情を紡ぐ法獣医学ミステリー!


法獣医学者・当麻健匠の記憶の中で、

動物達の最期(ラスト)は次世代への記録(カルテ)として、

過去と未来を繋ぎ、続いていく。

今巻で描かれるのは、

シカ、クマ、ヒト――


そこに確かに存在した、魂の”重さ”――

迫真の法獣医学ミステリー、堂々完結。

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動物の死因を解明する『法獣医学』という存在をあなたはご存知でしょうか。
本作は、「なぜ」動物たちが死んだのか、に焦点を当てた物語です。

道端で死んでいる動物たちを見たことがある人で、その死因を考える人はどのくらいいるでしょうか。
現在、原因不明で死んだ動物の解剖率は1%にも満たないそう。
主人公・当麻健匠はとある事件をきっかけに、動物たちの感情を知りたいと、
法獣医学という分野に踏み入れ、様々な動物の死に関わっていきます。

なぜ動物たちは死んだのか。
事故なのか寿命なのか、はたまた、「事件」なのか――。

動物たちは最後に何を見ていたのか。
そして何を思っていたのか。

動物たちを愛する、愛したことのある、全ての人たちに捧ぐ、
法獣医学ミステリー「ラストカルテ」。
ぜひ読んでみてください。

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感情タグBEST3

購入済み

今の当麻はどうしているのか?

終わってしまった。動物好きの自分には全巻が刺さりまくった。泣けた。好きとか可愛いとかで生きている動物に接している人は無数にいる。でも、動物の死体を通じてその生きざまを知ろうとするのは、この地球に生きる生き物として平等に生きたいという共生を追い求める精神に他ならない。思えば本シリーズは当麻の若き日々の記憶だった。今、当麻は法獣医学者としてどうしているのか?セカンドシリーズとして是非読んでみたい。確かに漫画は娯楽。でも本作のような生物の生死に真摯に向き合うような作品も面白いので、もっと作品が増えてほしいと思う。子供のころに夢中になって読んだシートン動物記やファーブル昆虫記をもう一度読みたくなった。

#泣ける #切ない #タメになる

3
2024年06月18日

購入済み

終わっちゃった…

最近読み始めて全巻買うほど好きだったのに…。
こんなすぐに終わっちゃうなんて寂しすぎる。

動物が好きでたまたま出会えたこの作品。
当麻の好きとかではなくて共存してる仲間って意識で動物を見てるのがすごく新鮮でした。その価値観に触れることができて、少し考え方を見直すことができそうです。

#泣ける #深い #タメになる

2
2024年06月27日

Posted by ブクログ

今回のカルテは、シカ、クマ、ヒト。今まさにクマがシカや人を襲うという現実で起きてる内容。エゾシカの角に白骨化したヒグマの頭骨が刺さっている姿に驚くけど時期と闘い方によっては有り得るかも。北海道開拓以前はシカや鮭を食べていたのに人間のせいで食生活を変えざるを得なかっただけのクマが人を襲わないわけがないと思っている。人間を襲う事を覚えたクマがどれだけ恐ろしく危険な生物か本当の意味でわかったらとてもじゃないけど、駆除しないでとは言えないだろうに。当麻と茨戸の選んだ道や今までの言葉に考えさせられる素晴らしい作品。

0
2025年08月23日

Posted by ブクログ

10歳の次女が「11巻は?」と…
残念!10巻で完結。登場人物たちの成長と、動物と人間の生き様の物語を、もっともっと読みたくて仕方がない。続編があるといいな。
素晴らしい物語に感謝です。

0
2024年10月12日

n.

購入済み

すごく好きな作品なので完結は正直めちゃくちゃ寂しいです、、、当麻くんと茨戸くんの関係性がすごく好きです。最後まで面白かった。

0
2024年09月12日

Posted by ブクログ

なんと!終わっちゃいました…。各エピソードの末尾に、数ページずつの未来像が描かれていたから、そういった未来に到達するところまでは続くのかと思ってました。本巻の内容のみならず、作品を通してかなり楽しめました。感謝を込めての☆+1。

0
2024年08月14日

Posted by ブクログ

今回のラストカルテは今問題となっている「クマ」
駆除に対して主人公の当間のセリフがいい
特にその中の「感情は知識を得る「種」です。興味が出たのならば知ればいいと思います。」
この言葉こそが次のステップにつながる

色々な問題、そこで起こる感情をただ発散させるのではなく、知る、それも一面的ではなく、さまざまな角度から知ることで、何らかの影響が生まれる

重いテーマが多い『ラストカルテ』一つ一つ多角的な面で考えうことができて面白い

0
2024年06月23日

匿名

ネタバレ 購入済み

終わりかぁ。

もっと続けて欲しかったな。最終話でいきなり9年ワープしてるけど、本番は法獣医学者になってからなのに。
9年後にみんな顔が変わってないw
海崎、私服で学内を犬の散歩してるけど、君は何をやっているんだ?君の将来だけ不明なんだが。

2
2024年07月07日

Posted by ブクログ

完結。
クマは…今年の被害を連想させてタイムリーだったと思う。「頭蓋骨」をズガイコツとは言わずに「トウガイコツ」という正式名称を使ったのは、有識者か解剖学とか骨学を学んだ方なのかな(浅山さん)、と思った。動物が好きなだけじゃできない仕事。もちろん好きが基盤にあるけど、科学者としての視点も持ち合わせないとできない仕事。

2人とも臨床を選ばずに、研究職と官庁と(議員)を選んだあたりは、そっち向きかなと思ってた通りになった。どちらにしても、生命倫理をきちんと学んだわけだから、プロフェッショナルとしてより良い世界を創り出してほしいな、と思う。

0
2024年07月09日

Posted by ブクログ

初めて読んだとき、その後もだが胸が締め付けられた。
生きている動物ではなく、死んだ動物の死因を解明する「法獣医学」というのは新しく感じた。
こうであっただろう動物たちの最期のシーンは毎回、絵だけで見せられ、それがより一層深く染み入る作品だった。
途中、大学バージョンにいきなり移行して、動物のお医者さんや銀の匙的なノリに持って行きたいテコ入れかな?というのも感じたが、最後まで良い作品だった。

0
2024年05月23日

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