あらすじ
圧倒的「数覚」に恵まれた瞭司の死後、熊沢はその遺書といえる研究ノートを入手するが――冲方丁、辻村深月、森見登美彦絶賛!選考委員の圧倒的評価を勝ち取った、第9回野性時代フロンティア文学賞受賞作!
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Posted by ブクログ
数学は全くの苦手、どころか算数でも怪しいレベル。
当然軸となるフラッツ予想も初耳で、そんな自分でも大丈夫なのかな…と心配しながら読み始めたけど、全く問題なく読めました!
最初は居場所を見つけた瞭司をほほえましく見ていただけに、壊れていく様を読むのは本当に辛かった。
亡くなる(しかもあまりよくない形で)ことは熊沢のターンで分かっていたから、せめて少しでも早く楽になってほしいと思ってしまった。
もっと上手く生き抜いてほしかったよー。
きっと熊沢くんも同じ気持ちで、一時帰国のときに、連絡先も分からないのにわざわざ尋ねたんだと思いたい。
でも瞭司は数学でしか生きられなかった。結果的に瞭司は亡くなってしまったけど、誰も悪くない…から辛い。
でも、瞭司の「今解けなくても、死ぬまでに解ければいい。自分に解けなければ、他の誰かが解けばいい。だから問題を解くことに挫折はない」というセリフ。
最後はこれに繋がるようなラストでよかった。
Posted by ブクログ
理論が「見える」、パァっと明るく森や空へと繋がっていく様子の描写がものすごく印象的だった。
生きてて欲しかったけど。数覚をどんどん発揮して。
Posted by ブクログ
オーディブルにて
数覚に恵まれた天才が孤独になっていく描写がしんどかった。
後半のクマがずっと嫌なヤツで胸糞悪すぎた。
結局リョウジの遺したもので拍手を浴びて、なんなのって思う。
おもしろかったけれど、二度と読みたくないかも。
読み応えあります
む〜ん 後半の暗さである瞭司の苦悩が、私には辛かった。その上で、熊沢の苦悩も辛い。一方で、平賀先生の対応が今の世界の普通の対応でないかとの思いが捨てきれず、現在の生き難さを示していると思う。その上、平賀先生本人は苦悩が無いのであろう。これも真実。
瞭司の凄さを理解すると共に瞭司二世が出てきたという、このような終わり方で良いのだろうかという、不満が心の底にある。