【感想・ネタバレ】ホテル・メッツァペウラへようこそ 2巻のレビュー

フィンランド・ラップランド地方の町はずれで老紳士たちが営む小さなホテル”メッツァペウラ”。
吹雪の中ジュンと名乗る謎の日本人少年が現れます。
全身和彫りの入れ墨が入った彼はどうにもワケアリのようで…。
放っておけないアードルフは一緒にホテルで働かないかと持ち掛けます。
行き場のないジュンは、ホテルマン・アードルフとコックのクスタと共にホテル”メッツァペウラ”での生活をスタートさせます。

日本の施設で育ち、フィンランド人の血をひいているジュン。
フィンランドを訪れたのも自身のルーツを探るためなのかもしれませんが、まだ多くの謎に包まれています。
日本で世話になっていた「先生」と慕うヤクザの影響なのか全身に入れ墨が入っていますが、性格は素直でとても真面目。
それ故に、何故彼が何も持たずメッツァペウラに辿り着いたのか、今後どうなっていくのかが気になるところ。

ジュンの謎も気になりますが、ワケアリの彼をそのまま受け入れてくれたホテル・メッツァペウラの老紳士ふたりも魅力的。
言葉がぶっきらぼうで一見怖そうに見えるクスタですが、誰よりもジュンを心配しています。
突然訪れたジュンと一緒にサウナ(フィンランド式サウナ!!)に入り言葉ではなく行動で打ち解けようとしたり、不器用なところに職人気質を感じます。
THEホテルマン!といった感じのアードルフも、ジュンの人間性を見抜いた人。
しかも元軍人という過去も気になります。

フィンランドの雪深いホテルを舞台にしながら、心がじんわりと温かくなる物語です。
雪どけと共にジュンの心の中の雪もとけて欲しいと願わずにいられません。

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謎の存在

まさか元軍人のアードルフさんと口の悪くてマッチョなクスタさんが『出る』と云ってこわがるとはww
さて、ボイラー室の彼は誰だったんでしょう。ね。

ジュンはお客様ふくめたくさんの人に、ぶんぶんと振り回されながら、何かを得ていくのでしょう。次巻も楽しみです。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書籍としての細かいこだわりに感動。
これだから紙の本もやめられない。
作家さん、編集さん、他にもたくさんの方が関わり
こだわりを持って作っていることがとても感じられて、たまりません。

カバーはちょっとざらっとした質感の紙が使われていて、内容を彷彿とさせる物語の入り口としての役割が感じられますし、初回特典かもしれませんが、2巻には登場人物をより身近に感じる、かといって説明くさくないキャラ設定ペーパーがついているし、何といっても読者アンケートのはがきが最早ポストカード。
送るのが勿体なくて、手元に置いておきたくなるけれど、この感動を伝えないわけにはいかない、という読者の責務を掻き立てます

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2022年04月22日

ネタバレ 購入済み

今回もすごく良かった!
ジュンくんどんどん表情豊かになってきてますね!
ちょっと最後あたり不穏な感じになりそう…?な雰囲気でしたが。
ビザの期限があったのかー。
お母さんに会えるのかな。
続きがすごく気になります。

#胸キュン #ハッピー #癒やされる

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2022年03月20日

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