あらすじ
ごく普通の小学5年生亘は、友人関係やお小遣いに悩みながらも、幸せな生活を送っていた。ある日、父から家を出て行くと告げられる。バラバラになった家族を取り戻すため、亘は異世界への旅立ちを決意した。
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Posted by ブクログ
上・中・下巻後の感想
個人的に一番好きな終わり方の小説。苦しくて辛くてそれを何とかしたくて異世界に来たのに最後には自分のためじゃなくてその世界を救うための選択をとれるようになったってのが成長を感じれてすごくいい。
Posted by ブクログ
中学生の頃に大好きで何度も読んだ本。本屋でたまたま目に入り、表紙が今風になってる!と思いもう一度読み直したくなり、久々にページを捲った。
懐かしさとあんなに読み込んだと思っていたのに忘れている部分があって何度読んでもおもしろい。
特に幻界に続く扉を発見したシーンと、導師様に会うシーン。異世界への扉(冒険) と聞いたら胸ときめくものだと思うが、亘にとっては何気ない日常に仄暗い影が漂い始める合図でもあった。お母さんのやったことは許せないけど、自分の決断には責任を持たなければならないよお父さん…気持ちはわかるけど。中学生の頃は、亘の視線でしか見られなかったけど大人になった今、大人の事情もわかってしまって少し寂しかった。それに何度読んでも美鶴の過去が壮絶すぎて…。もちろん主人公は亘だけれど…お願いだから救われてくれ…。
導師様の家のシーン、楽しくて大好き。家によって機嫌が変わるってよく思いつくなぁ。キ・キーマにも会えて良かった。ルゥおじさんに似ているって亘は思うみたいだけど、はじめカッちゃんなのかと思った。ワタルの旅が、いざ始まる!
Posted by ブクログ
小説の題名どおり、これからワタルはどんどん勇敢になってくるのかなぁと思った。
今は悲しいことがたくさん起こっているが、幻界に行ってワタルにはどのような変化があるのか楽しみ。
あと、一人称が「亘」から「ワタル」になったのはなんでだ。
★印象に残ったフレーズ
「なんにも悪いことしてない人が不幸になるのは、神様がバカでナマケモノだからでしょ?そんな神様拝んで、おじさんつまらなくないですか?」
Posted by ブクログ
読む前は、宮部みゆきがファンタジー??一体どんな作品なのか?とイメージがつかなかったけれど、上巻はほぼ現実部分で、なるほどこういうことかという感じ。子ども視点で描かれてこそいるものの、父親の不倫からの離婚劇という何ともドロドロな設定。子ども向けなのに?と思いはするが、3組に1組が離婚する時代。子供にとってこそ、こういったことは大きなテーマになるのだと改めて感じた。ここからのファンタジー部分が楽しみ。
Posted by ブクログ
幼少期に読んだ本を読み返そうシリーズ。宮部みゆきは天才。ところどころ大人になってからじゃないとわからない感覚や視点が挟まれてて、今だからこそわかるよこの感覚!て思えることの嬉しさ。