【感想・ネタバレ】無限の回廊のレビュー

あらすじ

「まだ?」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われる――。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。心霊案件を取り扱う事務所の所長である彼女は、不妊に悩む依頼人が連れてきたおぞましい怪異を止めきれず、物部を巻き込んでしまったのだ。頼る者がいない中、るみは自らの中に巣食う獰猛で最凶の敵に立ち向かうこと
になる。次々と開く扉の中で待ち受けるのは、はてなき悪夢と深淵。シリーズ最大の衝撃作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久々に「うわ気持ちわる」って言葉でた(褒めてる)
最初読んでるうちになんか???って感じだったんですけど最後きっちり説明されて全てが繋がった時、あーなるほど。ってなりました。
ほら、神様が人間にとって「いいだろ?」ってする時って大体ずれてますから。神様だもん。
3章は個人的にしんどかった。毒親関係が苦手な人は注意。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズで読んでないとなんのこっちゃです。
でも今までとは違う種類のホラー。
でもこれはこれでという良さ。
子供の頃理不尽に暴力を振るわれ怖かった親が老いて小さな存在に見えるという描写はとてもリアル。
それにしても最後の世界線のるみちゃんは救われたのか……?
隠れ青山君ファンの私はぽっと出のアカリとかいう女に青山君を取られてエンドなんて納得いきません。
このシリーズが無限に続くことを祈って。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

購入。

珍しくホラー小説。
多分、読み終えた今より思い出して(反芻市て(笑))からのほうが怖さを感じるんだろうな。
惜しいのは、自分がシリーズを初めて知ったこと。多分、登場人物像をもっと知ってから読めばもっと楽しめたかと。

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2025年02月24日

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ネタバレ

佐々木事務所シリーズ4作目。
直近で読んだ小説現代掲載の「ベトベト・メモリー」と構造的に似ているのだが、前半の「そ、そんなことがあるのかよ!?」という衝撃の連続からの、後半別の世界線に飛ばされまくる中でるみが自分の中の弱さとひたすら対峙していく展開はなかなか読むのがしんどかった(私が向き合わないで逃げまくるタイプの人間なので)。最近首切り馬の伝承を調べていたので前半の海難法師のくだりは「し、知ってるやつだ!!」になった。強すぎる。絶対エンカウントしたくない。片山敏彦はいつも楽しそうでよかった。あのラストから今後シリーズがどうなっていくのか全く想像がつかない。

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2025年03月15日

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ネタバレ

シリーズのファンなので帯とあらすじを読んで、恐れ慄きながら読み始めた。

覚めても覚めても悪い夢の中にいる様な、まさに無限の回廊の様な物語。ひたすらに辛く、苦しい心理描写に胸が締め付けられ、もう途中からはホラーを読んでる事を忘れて、ただただ、るみさんの幸せを願いながら読んでしまった。 

読後感は信じられない程さわやか。
晴れやかな気持ちで本を閉じたが、我に返るとこれで大団円な訳がない。芦花公園先生の作品なのだから。
冷静に考えると、様子のおかしい青山君や、突然出て来た謎の女性と、全然解決していない。
シリーズ最終巻ではないそうなので、押入れの人魚姫を失ったるみさんはこれからどうなってしまうのか?

とりあえず、片山さんが今回も楽しそうに片山してて良かった。

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2025年03月11日

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ネタバレ

物部斉清の死という衝撃的な始まり。
覚悟していた事態がいよいよかと腹をくくって真剣に一章、二章…と読み進めれば、るみ、青山くん、片山敏彦と登場人物はおなじみなのに「なんだなんだ!?何を読まされてるんだ!?」という困惑に陥る。
何かがおかしい、何かが狂ってるという強烈な違和感はもう最悪しか想像できないクライマックスを乗り越えて、泣きたくなるような安心と充足感に着地した。
毒を完全に吐ききったるみは無力になってしまったのかな。できれば次は、別の方法で依頼に応えるパワーアップした最強の彼女にお目にかかりたい。

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2025年03月08日

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ネタバレ

ホラー……?
タイトル通りだし、物部さんはいますし、今の自分に刺さり過ぎて羞恥で朝6時からゲロ吐いた
佐々木るみが押し入れを手放すための話

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2025年03月01日

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ネタバレ

まさかのマルチバースきてた。
道の神つよい。
るみはこれまで自己肯定感が低くてつらそうだったから、救われてよかった。
お前が信じているお前の相棒のお前への承認の言葉をお前は無碍にするな、本当にそうだと思う。
斉清さんの死の間際にるみに分けた力が、親殺さずのるみの前で発現したのかな。わかんない。
酒の席が本当に楽しそうで本当によかった。
るみも晴れて押入れ想像できなくなったようだし、このシリーズはどうなるのか。
物部斉清さんがめちゃくちゃ祓い続ける話は。
種は読んだ。父が貼り付けられていた。

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2025年05月21日

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ネタバレ

え?シリーズ完結した???
るみの能力はもう発動しないし、青山くんとの関係もはっきりさせたし終了なの?
が率直な感想
物部さんが死んでなかったのは良かったけど、いやいつでも死にそうだけど
保とか敏彦とか押入れに入れちゃったりして、主要人物どんどんいなくなってどうなるんだ、とは思いながら読んでました
てか、敏彦と結婚なかなかぶっとんでるな、るみちゃん、凄いもしもの世界
整形しまくりのるみちゃんはまるで別人と言うか、生活環境によりやはり大きく変わるし、親はいつまで立っても、力が自分のほうが強くなってもそれでもやっぱり親は親だし逆らえない、とまでは言わないけれどそうだよね、とは思う
てか、最初の巻を読んだ時もそうでしたが、え?私なんか話読み飛ばしてます?みたいな場所があって、いや全てをちゃんと書いてほしいとまでは言わないけれど、道の神様助けた話とか、なんの事件があって高知まで来て解決したのかちょいちょい謎ですが
るみちゃんが幸せになるならば、それでヨシ

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2025年05月16日

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ネタバレ

主人公の佐々木るみが自分自身のトラウマとこれでもかと向き合わされるお話。キッツ。
初っ端から斉清さんが退場してしまうので「ええ、どうなるの…」と驚いたが、第二章の終盤あたりでやっと根本に気がつく。

毒親、虐待、ルッキズム、いじめ…、胸糞環境たちと絡み合った「もしも」の世界を廻っていく。私は佐々木るみがこのシリーズで1番好きな(応援したい)キャラクターだったのもあり、描写が辛い、痛い。言葉が突き刺さって血が出た。芦花公園先生、自己肯定感マイナス人間の劣等感を煮詰めたドロッッドロな感情を描くのが巧すぎる。るみちゃんに共感できる自分へのダメージが凄い。
敏彦はあまり得意ではなかったけど、今作ばかりは彼の絶対的な美しさから生まれる安心感、そして言動の軽さに心のモヤモヤが薄められた。ありがとう敏彦…

救いのある、というか、救われた?ラスト。自分を救えるのは自分だけというのも真理だと思うが、その過程でやっぱり他者の存在というのは必要なんだと。特に彼女の核にある傷は「(親から)愛されなかった」ことだから余計に。青山君と恋仲にならなくても、お祓いができなくても、彼女が普通に生きていけますように。
完結でもおかしくないような終わり。押入れの中にいる「人魚姫(だっけ?)」が暴走する話とか、読みたいなあ。結局青山くんというキャラクターもそこまで深掘りされていない気がするし。

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2025年04月09日

ネタバレ 購入済み

少しシリーズ読んでから時間が経っていたので、登場人物など思い出すのに苦労しました。
ホラーというよりは、ループものですね。シリーズの中で一番ホラー要素は薄いと思います。これで完結?なんでしょうか。

#切ない

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2025年03月08日

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