【感想・ネタバレ】春夏秋冬代行者 暁の射手のレビュー

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今回は大和に朝を齎す「暁の射手」巫覡花矢とその守り人・巫覡弓弦の物語。
切なくて苦しいけど、優しくもあり温かい。
撫子ちゃん、竜胆、輝矢さん、慧剣、狼星、凍蝶。
四季の代行者と黄昏の射手それぞれが協力して花矢と弓弦を救うところに感動しました!!

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2023年12月05日

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ネタバレ

四季の代行者と巫の射手の共同戦線、上手くいってよかった。困った時に助け合える仲間がいるっていいな。そういう時に手を貸してあげられる人になりたいと思う。

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2023年06月17日

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ネタバレ

このシリーズの主従たちは本当に尊い
今作の朝の神様の物語
この主従たちもやはり尊い主従であった

今作の主人公は朝を齎す暁の射手、巫覡花矢ちゃんとその主従である巫覡弓弦さん
2人のすれ違いはもどかしい!
お互いがお互いを必要としているにも関わらず、傷つけたくないという思いから本当の想いは伝えず、傍を離れさそうという言葉を放つ
花矢ちゃんの胸に燻る罪悪感、その感情は読んでいて本当に苦しくなる
花矢ちゃんは被害者なのに、全て自分が悪いのだと
弓弦さんを家族から奪ったこと、自分に縛り付けてしまっていること、彼の将来を奪っていること
弓弦さんはそんなこと思っていないのに、そんなすれ違いに心が痛む

そんな2人かお役目を全うしたあと、災禍に見舞われる
土砂崩れに巻き込まれ、花矢ちゃんを守った弓弦さんは生死を彷徨う
弓弦さんの家族へひたすらに謝る花矢ちゃんのシーンが苦しくて苦しくて、泣いてしまった
花矢ちゃんが悪い訳では無いのに、全て自分のせいにして自らを貶める花矢ちゃんの姿は本当に悲しい
自らの死を渇望する姿は痛々しい

1つ、弓弦さんを救う方法を思いついたあとの動きが凄い!
夜の神様、秋の神様、冬の神様の快進撃!
それぞれの主従の良さが良く現れていて、読んでいてとてもワクワクしてしまう
特に夜が魅力的だ
子犬のような大型犬のような慧剣くんの盲目的な主への愛がもう好きになってしまう
こんなに愛されたら絆されてしまうに決まってるだろー!って

神様たちの協力の元、無事に弓弦さんは救われる
朝の主従の再会には、ポロポロと嬉し涙を流してしまった
シリーズの中では私は1番泣いた気がする

今作では、巫の射手の生活や特徴が垣間見れる
個人的には四季の代行者よりも辛く感じられる
命を狙われることは四季の代行者よりも少ないとはいえ、毎日往復4時間ぐらいの山登り
天気や季節なんて関係なく365日朝と夜を灯す
逃げることは許されず、人間以上の身体になっている事で怪我などすぐに治るから自殺すら難しい
四季の代行者は死のうと思えば死ぬという逃げ道があるから、そういった部分が巫の射手なら本当に苦しく感じるかもしれない


朝の物語、本当に素敵でその分苦しかったけれどやっぱり素敵な作品だった
季節が来ること、朝や夜が来ることに感謝したくなる

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2023年01月29日

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シリーズ5巻目だが閑話休題といった巻か。夏の舞で名前だけは出てきた暁の射手、巫覡花矢。女子高生で暁の射手を務めるのは大変そうだ。神事の最中に起きた甚大事故。守り人、弓弦が瀕死の重症になり、花矢は秋の代行者撫子に弓弦の蘇生を願う。これは確かに立場を利用しただけに過ぎないかもしれない。これが世間にバレれば撫子は窮地に立たされる。だからこそ、みんな隠密に行動し回って、事なきを得た。今までの代行者や射手達と違って、この花矢は家族と暮らし両親も花矢へ愛情を向けている。夫婦としては不和があるようであるが、両親とも花矢へ射手としての役割を強制しないし自由な人生を選べるなら選べるように尽力し、今回の事も協力している。それは守り人一族も同じで、父親、息子と射手へ心を砕いている。この巻でも狼星は出てきたが、雛菊は一切関わらない事からかまるで無関心で凍蝶任せ。本当に雛菊中心だ。

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2024年05月21日

Posted by ブクログ

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暁の射手と守り人のお互いを大切に思い合う様子がだれだれと続いていたら急転直下、守り人の生命の危機。その後の代行者や黄昏の射手たちの協力体制は素晴らしい。
結果は分かっていてもほっとしました。

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2023年03月09日

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