あらすじ
大学生・神崎理緒は、とある事情で海外民俗学を担当する美貌の外国人・氷室教授の助手となる。まるで貴族のように尊大で身勝手、危険な役目も平気で押し付けてくる教授にも、「人ならざる」秘密があって……。
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読み終わって暖かさを感じるとても好きな作品。
あやかしはその想いの強さから間違って人間に害をなしてしまうけど、その元々の想いに悪意はないので、理緒があやかしを救ってくれて良かったと思える。
理緒の最初の友人は理緒のことを大切に思っていて、理緒の危機には駆けつけてくれて、理緒が弱っている時は癒してもくれる。私もその暖かさを抱きしめたい。
別シリーズの「妖狐の執事はかしずかない」のリンクもあって楽しい。
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事情によりハーフヴァンパイアとなった大学生の神崎理緒。その事情を作り出したのは、ヨーロッパからの客員講師の氷室教授。人間離れした容姿をもち、海外民族学を教える彼は、なぜだか神崎をあやかし調査に強制連行する。友情あり恋愛あり、暖かさありの物語だけど、どこか高貴さを漂わせるあやかしに纏わる2人のお話。
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大学に入学したばかりの理緒。
あやかしに襲われ窮地に陥っている彼を救ってくれたのは、金髪碧眼の氷室教授だった…。
「高貴なる者の義務」この言葉と性格に難はあるけれど氷室教授が、とにかくかっこいい。
羊毛羊のウールの存在にも癒やされた。
読みやすいテンポと、人とあやかしとの優しい繋がり。
次巻も購入済なので楽しみ。
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病弱でやっと大学に行ける様になった理緒
入学前の夜に校内を見て回っていたら謎な化け物に襲われて瀕死状態に
そこに現れた氷室教授によってハーフヴァンパイアに
氷室教授の元で助手という名の眷属で幻妖達の謎に迫る
なかなか辛辣な氷室教授が楽しく
理不尽に振り回される理緒がちょっと可哀想だ
Posted by ブクログ
大学入学直前、妖に襲われ瀕死の所をヴァンパイアの氷室教授に助けられハーフヴァンパイアになってしまった理緒
海外民俗学からあやかしを語り、自らの成立ちを紐解きたい教授と眷属が引き寄せる妖物語
四章それぞれに登場する妖たちが、最後一筋に繋がる構成は楽しめました
理緒の性格と氷室教授の在り方が上手く嵌っていて、それぞれの妖との関わり方にも温かみがあり、読みやすかったです
果たして理緒は人間に戻れるのか、今後が楽しみ
綺麗にまとめた話
人の憎悪だとかの負の感情はなく、みんな良い人として書かれているので、醜い感情の交錯が苦手な方にオススメです。
綺麗にまとめすぎな感じはありますがね。
最後の話はオチが読める内容なので、最初から最後まで一歩引いて読んでしまったのが残念でした。