あらすじ
類まれなる文章力で二次創作界に燦然と輝く天才字書き・綾城(あやしろ)。
同ジャンルの者達はその作品に焦がれ、打ちひしがれ、
彼女に馴れ馴れしくリプを飛ばす「おけけパワー中島」への憎悪をくすぶらせていくのであった……。
天才字書きをめぐる創作者たちの葛藤を綴った連作。
描きおろしとして、綾城が小説を書き始めた頃を描いた「天才字書きの生まれた日」を収録。
綾城と中島が出会ったばかりの時期が明かされます。
感情タグBEST3
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わかりみの塊
女オタクあるあるなネタがたくさん詰まった漫画です!
特におけけパワー中島……ある人からは絶賛されある人からは憎まれ……
こういう人いるよなー!と何度も唸りながら読みました。
また連載が始まったみたいなので、そちらの書籍化も心待ちにしています。
Posted by ブクログ
面白かった…
読んでいるうちに、いろんな感情がどっと沸いてくる感じがあって…共感したり、いたたまれなくなったり。
「7年前の本が欲しい」とか、「0件ジャンル」とか、正体不明の熱い何かに突き動かされて、猛然と行動していく激情と偏愛のわかりみがすごすぎて涙。
そしておけパの立ち位置に憧れたり、嫉妬したりするのも。七瀬の、おまえは綾城さんの何なんだよ…というおけパへの感情がリアルすぎで。
描きおろしで、綾城がおけパを大事にする理由がわかったりしたのが良かったです。これは綾城以外ほかの誰にもわからない納得の理由ですね。
面白かった!
ツイッターで更新されていてハマった作品です。
書き下ろし目当ての購入でしたが、本という形でまた読み返すと面白いなと再認識させてくれました!
おけぱの顔はわからずじまいです。
Posted by ブクログ
Twitterでの投稿を見てて興味が出たので購入。
内容的にはTwitterの漫画+七瀬さんの小ネタ+綾城さんの小説投稿初期の話。
Twitterでの漫画の再収録って感じなのでそこまで目新しさはないかも。
綾城さんの過去話がどうしても知りたいなら購入して読んでもいいかなぁ。
以下ネタバレ含む感想。
綾城さんが小説を書き始めたときの話では、綾城さんに小説書きを勧めたオンラインの友人が綾城さんを妬んでWeb拍手(懐かしい)で批判を言い、そこで綾城さんが悩んでおけけパワー中島に相談をするシーンがあるんだけど、ここのおけけパワー中島がすごかった。
書き始めてすぐ人気が出た綾城さんを妬むでもなく同情するでもなく、友人として字書きとしての尊敬も込めてアドバイスをする…なんてやつなんだ…。
おけけパワー中島の絵は結局出てこず仕舞いだったけどその概念っぽい感じの登場がいいのかもしれない。おけけパワーすごい。