【感想・ネタバレ】末永くよろしくお願いします【電子限定おまけ付き】 13巻のレビュー

池ジュン子

【電子限定描き下ろしおまけ2ｐ付き！】同居中のツンデレ書道家・清水にご執心の残念お嬢様・輝は、柊から告白されデートすることに！一方、部屋に残された輝のネックレスを見た清水は、自分の気持ちが“独占欲”であることに気づく。バレンタイン＆ホワイトデーで三角関係に終止符が――…!?「約束だろ 恋愛感情の答え」見逃し厳禁の第 13 巻!!

[ブクログ · ★★★★★]

柊くんの結末は既定路線だろうから予想はついていたけれど、清水さんの自覚と、その後の行動の早さは想定外だったやも。
両思い、おめでとうございます！
そして、柊くん、本当にお疲れ様でした。
決着後もいい友達になっていて、切ないやら、ほっこりするやら。
紅葉たちのフォローがまた泣ける……！

ただ主役ふたりは両思いになれば万事解決という訳ではなく、自覚したからこその別居方向へ。
そりゃ自覚したなら同じ屋根の下ではなかなか大変だよねと思っていたら恋人から一足飛びに「許嫁」！
まさか過ぎた。
それを水面下で画策していた清水さん、怖すぎる……まあ一足飛びの件は叔母さまの思惑もかなり入ってはいるが。
ともあれ関係が一気に進んだことを喜ぶべきか、両想いなのに避けられない別居を嘆くべきか、柊くんのとき以上に情緒揺さぶられた。
成人まで待つとのことなので、まだ一年以上あるぞ。
ここからは巻きでいくのか、これまで通り丁寧に残りの高校生活を描くのか……14巻も楽しみだ。