あらすじ
自分の娘・光(ひかり)がサトラレだと気付いてしまった西山幸夫(にしやま・ゆきお)。周囲との接触を断ってしまった西山を救えるのは、妻・小松しかいない。長い間、西山を支えつづけていた小松の本当の愛を知り、核融合発電研究にもう一度携わる決心をする西山。しかし、その西山をテロ集団の銃弾が襲う! 死の瞬間、西山の思念波は娘・光へと受け継がれた。優秀なサトラレを失ったショックから立ち直るべく、サトラレ対策委員会は、新たなサトラレとの共存を模索しはじめる――。悲しくも優しい人間たちの絆(きずな)の物語、サトラレ第1部完!!
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Posted by ブクログ
映画やドラマにもなったので、「流行りものだったのかな」と心配しながら再読したが、やっぱり面白かった。話は丁寧に作られている。
8巻では岸和田博士やデュラム教授の言うところの「言語というまどろっこしいツール」の限界を超えたコミュニケーションが登場する。恐らくいままでいろいろな人が感じてきたであろうまどろっこしさに対するコミュニケーション。こういったものを表現してくれる漫画ってやっぱり面白い。講談社ってこういう表現に挑戦してくれる漫画が多い気がするな。
やっぱり面白い作品だったので、二部にも期待したい。(連載終了しているみたいだけど)