あらすじ
「サトラレにサトラレであることを気づかせてはいけない」――“サトラレ”とは正式名を「先天性R型脳梁(のうりょう)変性症」という謎の奇病によって、口に出さずとも自分の考えが周囲の人に“悟られ”てしまう不思議な能力の持ち主のコト。そして、例外なくあらゆる分野で天才的な功績を残すほどの才能を持つ彼らを、密(ひそ)かに保護するサトラレ対策委員会。これは、サトラレの青年・西山幸夫(にしやま・ゆきお)と彼を警護する小松洋子(こまつ・ようこ)、そして……その他大勢による少し不思議な物語。
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少し不思議な物語
もし自分がサトラレだったらめちゃくちゃこっ恥ずかしいですね!
だからそれを悟られないようにみんなで支えあうのは素晴らしい。
Posted by ブクログ
ウソをつくことは、悪いこと?優しいこと?ツラいこと?「サトラレ」と呼ばれる、気持ちが相手にすべて言葉になって伝わってしまう病気を持つ天才たちは、みんなにウソの中で生きている。誰しも、このマンガを読めば、はじめは自分が「サトラレ」だったら?なんて妄想するだろう。でも、それだけでは勿体無い。自分の周りにサトラレがいたら、自分はどれぐらい相手にウソをつけるだろう?って考えるとおもしろい。現実にはほとんどない、「本音」というものがそこにあったとき、優しさってなんのかってのを、もう一度考え直すことになる。ウソって、おもしろい。
Posted by ブクログ
必読。特に第一部(?)のラストは必見。生まれてこの方おそらく数千冊以上のコミックスを読んだが、その中でも「コミックスを読んでいて」鳥肌が立った数少ない作品の一つ。
Posted by ブクログ
こころの中で思ったことすべてを他人に悟られてしまう「サトラレ」さん達の物語。嘘だらけの現代社会で生きていくのは大変だけど、原始的な社会であれば便利に生きていけるような気がする。飾らないありのままの人生。
Posted by ブクログ
そこそこ構成がしっかりしていたと思う。また、意外な展開が多く、楽しめた。絵のタッチが作品にピッタリで、うまく入り込めた。
別の作家が書くようなドロドロしたバージョンも読んで見たいかな
Posted by ブクログ
◆ サトラレは哀しみだ ◆
とりあえず3冊買ったとこで止まってますが、いつか残りも手に入れる予定。
コミックス。
サトラレとは自分の考えを思念波として周囲に垂れ流してしまい「悟られ」てしまう人たちのこと。
「サトル(サトリ)の妖怪」というのがいるが、あれの逆。
そして彼らは例外なく非常に優秀な能力を持っており国家として保護する必要があるほどだった。
本人たちに自分がサトラレであることを気づかせないための奮闘努力。
サトラレ自身の思い。
彼女は毎日 瞬間瞬間を覚悟し 決断して 生きてきたんだ(第3巻P.82)
「サトラレ」はグッとくる。
彼らのピュアさに惹かれる。
そして描かれるのが基本的には哀しみだ。
だから(たぶん)サトラレならぬ身の読者にとっても自分たちのものとしてとらえることができてまうのだろう。
だからこそ心の通いがいとおしいものに見えるのだろう。
ちょっと泣いてみたいときにどうぞって感じでしょうか。
Posted by ブクログ
テレパシーで人の心が解るならともかく、自分の心がダダ漏れになる、でも天才。ってのは、自分がそうならきつすぎますね。その設定一つで繰り広げられる物語の数々は名作ですね。読んでない人は是非読むべしです。
Posted by ブクログ
考えたことが思念波として周囲の人間に漏れてしまう病気―という突拍子も無い設定ですが、そのことが人間くささよりひきたててて、何度読んでも面白いです。ギャグ中心ですが、映画にもなったサトラレ医師の里見の話はやっぱり泣けます。
Posted by ブクログ
映画も好きですけど(ドラマは未見)、漫画も好きです。
漫画はいろんなサトラレが出て来るのですが、一番好きなのはサトラレを夫に持つ妻の話です。ちょっと泣いた…
最後、すごく切ない終わり方なんですが、続編に続いてくれてほっとしました。
Posted by ブクログ
読み切りに惹かれて集めました。2巻くらいまでが好きだったかなあ。後半も面白いのだけど、風呂敷広げすぎというか。サトラレの未来や可能性、人類との共存…重要な要素だけど物語が説明的になった感が。サトラレという特質とか、周囲の人たちの見返りを求めない思いやり、それらが際立った初期が好き。
でも本当に色々と考えさせられる漫画でした。白木さんに幸あれ…!