【感想・ネタバレ】天冥の標 III アウレーリア一統のレビュー

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アイザワの名前や、ソネ号、フェオドール、ダダー、ミスチフなど、1・2巻で描かれたものが少しずつ解かれてきた感じ。相変わらずアンチョークスの人達は血気盛んというか。セアキの先祖も出てきてここから付き合いが始まったのか…!という感動もあり。
そもそもがダダーとミスチフの争い?に巻き込まれた太陽系ってのがまたw
続き気になる。

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2020年07月08日

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ネタバレ

3巻も面白かったです。2巻の人々の子孫が登場人物で、この登場人物の子孫が1巻の人々……大河スペース・オペラにふさわしいスケールの大きさで良いです。
アンチョークス家とセアキ家、カヨちゃんにフェオドール。フェオドールこの頃喋ってたんだ…しかも2巻のフェオが使ってたAI。
ダダーの話によるとセアキ家は華奈子の子孫っぽい。アンチョークスの始祖爆誕からの歴史ももの凄かったです。心を押し殺さずに機能を変えるのか。そしてここからこの2家仲良いのですねきっと。
ドロテア・ワットという木星の大赤斑にあった巨大動力炉、これアクリラが見付けてた戦艦?と同じ名前してるけどそのものなのかな。
それにしても大主教デイム・グレーテル格好良い。動けるおばあちゃんな彼女の過去も描かれるといいです。
プラクティス→フェロシアンの道筋も薄っすらと。身体が変形してるのは今後なんかあるんだろ。。海賊エルゴゾーンとロイズ保険会社は何処へ。3→1の間にここも何かあったのかな。


明らかになっていくこと、未だ謎に包まれていること…3巻なのでまだまだこれからです。読みます。

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2023年11月05日

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第1巻の先祖、第2巻の子孫たちの物語。アンチ・オックスの活躍をえがく。クアッド・ツーというシステムは、うまいが、地味とも感じた。艦隊戦のどんぱちはない。大航海時代のような船への乗り込んで制圧という戦いだ。第1、第2はページをめくる手が止まらなかったが、今回はしばしば止まった。断章でダダーとミスチフが語られるが、何なのか。被展開体というのが分からない。

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2020年06月23日

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3巻にしてようやくのSF展開。ひと段落してきたところで少し気になりだしたのが人が死にすぎる安易な展開。舞台となる時空が広大なので登場人物が使い捨てになりがち。あと、意外性を追求するあまりに話の作りが荒く、その「実は」って設定は本当に必要なの?みたいなところもボチボチ。あと人称も雑で、それが輪をかけて「実は」展開を安っぽくしちゃってる気がする。
隔離された集団同士が接触した際のウィルス交換のリスク。大航海時代に実際に起きていた問題だけど、SFの世界では不思議と忘れられていた概念だったかも。この辺をリアルに言及してるのは面白いと思った。
呼吸(酸素)不要=真空でも大丈夫、って誤解が後を絶たないというか。ちょっと残念。気圧の問題は人体にとってもっと深刻なはずなんですが。

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2015年03月30日

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スペース・ファンタジー。1巻でもでてきた”酸素いらず”の人々や救世群を中心に2巻の後の世界、1巻の前の世界。救世群やセアキ、フェオドール、ダダー、羊、ミスチフ、ドロテア、電気、船、海賊、開拓者、情報生命体。

人々の意志は時代をまたぎ受け継がれ断絶し、繋がれる。
環境と技術は人の一族の生き方さえも変えてしかし変わらないところも残しつつ一族という枠、居住地という線引をもって思想で団結し反発し、利益を奪い合ったり自身の誇りを取り戻そうとする。

しかし、物語は場所を変え時を変え紡がれて大きな情報生命体の物語を描く。かれは偏在し、多くの目を持ち、ある時は人と接触し、生き抜いていく。ただ彼の思想は思ったよりも人間に影響されているようである。はじめは擬態であったであろうそれが気づけば自身に内面化されていて面白い。1巻時にああなっているのもどういうことなのか、ながいきってそういうものなのかなー。1巻におけるミスチフはあれでいいのかな。もう一回読み直さないとな。

2巻よりも好きでした。性に合ってるだけだと思うけど。

ただ、救世群は結局救われていないし、自分たちを他人のラベリングのままにしか生きれていなくて可愛そうだった。被差別者はいつでもそうなってしまうのか。ただ私にはアダムスとなじようにその痛みを分からないしわかったふりはけしていしてはいけない。
ただ酸素いらず(アウレーリア一族)と救世群はとてもちかい。誇りをどこにもつかと自分たちの拠り所の有無だと思う。

物語は少しづつしか動かない。時が解決すると言っても人間の生の短さを分かってはくれない。一人一人にとっての自分の物語が束になってやっとひとつひとつ巨大な歴史の物語を動かしていくのだと思った。
それが言いたいことではないのだろうが。

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2013年12月20日

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