あらすじ
オズトゥルク帝国の後宮で、"お気に入り様"になるべく日々肌を磨いていたナクシュデルは、ついに皇帝から初のお召しを受ける。いよいよ寵姫の夢に近づいた!! ところがその夜。皇帝を待つナクシュデルの前にいきなり武装した男が駆け込んできた。後宮になんで男性が!? 驚くナクシュデルを前に、国防軍の少尉だと名乗るその男、リュステムは「革命だ。皇帝はすでに逃げた」と告げる。--は? 今なんて? しかも「あきらめて俺の家に来い」ってあんた何者!? どん底からはじまる革命ラブ、第1弾登場!
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Posted by ブクログ
コバルト文庫で嫁恋シリーズを書かれている作家さんのビーズログ文庫初作品。あとがきにラブコメと書いてある通り、今回の話はコメディ要素も入っていてとても読みやすかったです。ラブはやっぱりちょっと少ないかも(笑)これから増えていくといいなぁ。ナクシュデルもリュステムもお互い惹かれ合っているのに素直じゃないんだから!(笑)本当にじれったいww
国王の寵愛を得るために日夜、自分を磨くことに努力してきたナクシュデル。ところがいざお召し上げになった当日、国王の政治に反感を持つ反乱軍により革命が起き、後宮が解散になってしまう。そんな慌ただしい中、ナクシュデルは革命軍のリュステムに出会うわけだけど、二人とも最初っから素直じゃないよね(笑)お互い惹かれてるのにね。読んでいてやきもきさせられる。しかも、ナクシュデルはもと寵姫候補とはいえ貧民街出身の庶民。かたやリュステムは革命軍の中心人物の将軍の一人息子(しかも金持ちの貴族)。これから身分違いの恋に悩んでいくことになるのかな?
しかし、後半に入り国同士のいろいろな問題が絡んできて、やっぱり小田菜摘さんの話だな、と思いました。そして人物や国の名前が長かったり、小難しかったりする(笑)2巻も出ているらしいのでこのままシリーズ化してくれると嬉しいなと思います。
Posted by ブクログ
コバルトではおなじみの作家さんだったんで、買ってみましたけどおもしろかったです。何より主人公ナクシュデルが常に前向きがいいです。
皇帝の寵姫になるために日々努力していたのが、一瞬で後宮解散となったあとも卑屈にならず、そのときでできることをしているのは、猪突猛進で周りに迷惑をかける主人公が多い中、好感度高いです。
リュステムとは出会いが最悪だったけど、リュステムがナクシュデルに惹かれるのは分かるなぁって。ただ、ちょっと真面目すぎて、なかなか進展しなさそうな感じはしますけど。
結局最後は、ナクシュデルはアイハンと共に暮らしているし、ナクシュデルが処女だってことが分かったリュステムがもっと押してくれたらいいんですけど、このままでは無理かなぁ。
王太子様が留学してくるっていうことなんで、もし次巻があるなら、次は王太子様がらみで、リュステムが王太子とナクシュデルが仲よくしてるのを見て、自分の気持ちをナクシュデルに伝えるってことになったらいいなぁって思いました。
その次は、リュステムに結婚話がでて、やっとナクシュデルがリュステムの気持ちに気付くって感じですかね。
次巻あったら楽しみにしてます。