あらすじ
仕事の速さ・出来栄えを決めるのは何か? それは「分析力ではなく、仮説である」と著者は説く。ボストン・コンサルティング・グループでの20年の経験から、コンサルタントの必須能力である「仮説思考」を解説。
【主な内容】
序 章 仮説思考とは何か/第1章 まず、仮説ありき/第2章 仮説を使う/第3章 仮説を立てる/第4章 仮説を検証する/第5章 仮説思考力を高める/終 章 本書のまとめ
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Posted by ブクログ
■仕事の縦割り/個別の業務に終始し、全体の幹を見失う思考の弱点を突きつける一冊。著者が「枝葉の男」と揶揄された自己省察から出発し、仮説思考を思考の基幹として位置づける視点は、日本社会の意思決定停滞への核心的な洞察。名著扱いも納得で、思考のプロセスを考え直させられる。
■情報過多の時代、意思決定の遅延は偶然ではなく思考設計の欠如に起因するという指摘は痛烈。仮説思考によって①情報に溺れない、②本質的な問題解決に向かう、③全体の太極に立つ、と整理するロジックは時代を超えた普遍性を持つ。
■あらゆる課題を立てて、10個ぐらいに選別して、解決策を30個出して、また、順番付けするというのは愚の骨頂だが、けっこう企業がやってしまいがち。2006年初出ながら、2026年の企業にも通底する普遍性に戦慄。
■本書は単なる思考ツール紹介に終わらず、「思考の幹を見る力」を鍛える覚悟を促す一冊。問いの立て方から意思決定の質まで根本から問い直す視点を提供する重要書。