【感想・ネタバレ】ペンギン・ハイウェイのレビュー

あらすじ

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

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頭が良く、研究熱心で、理屈っぽい。全然子供らしくないけど、どこか憎めない小学四年生のアオヤマ君。彼の町で起こる不思議な現象とミステリアスなお姉さんとのひと夏の研究と冒険の物語。
ペンギンの群れや「海」、シロナガスクジラやジャバウォックが次々と町に出現してくると思ったら、普通にいじめっことのケンカや探検、おっぱいに思いを馳せたりと、非日常と日常がうまく合わさっていて、あまりSFが得意じゃない人にもオススメです。
森見登美彦独特の、小学生とは思えないくどい言い回しは健在でありながら、表紙の絵のような淡い切なさが全体を通して感じられます。舞台が京都ではなく新興住宅地なのは森見作品にしては珍しいかも。
短い夏休みが終わってしまう、あの懐かしい切ない気分を思い出すのにぴったりな作品です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

研究熱心な小学生男子こと・アオヤマ君の、楽しくも切ない話だった。夢を見ているような感覚で読んだ。序盤は何となくスローペースで読んでいたけど(本の内容のせいではなく、単純に私が読書の時間をあまり作らなかったせい)、途中からハマって最後のページまでかなりマッハで読み進めました。ペンギン達がかわいい。主人公のアオヤマ君は大人びていて理屈屋だが不思議と生意気感は無い。むしろ可愛げがある。アオヤマ君、またお姉さんに再会できるといいね。

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2026年06月27日

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ネタバレ

ペンギンハイウェイを辿っていけば、もう一度お姉さんに会える。これは仮説ではなく信念である。

アオヤマくんには、どうかそのままでいてほしいと思ってしまった。

好きな物語になりました。

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2026年06月05日

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ネタバレ

面白かった!夏休みの大冒険!ペンギンよちよち描写が可愛い。爽やかでまさに夏。面白かった!
お姉さんどこ行っちゃったんだー…。一緒に海に行ってほしかった…

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2026年05月22日

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ネタバレ

小学四年生ながら老成したアオヤマ君の研究熱心な態度に感心して「私も頑張ろう」と思ったり、優秀なハマモトさんやアオヤマ君に引け目を感じながらも、自分の心や考えたことを粗末に扱わないウチダ君に「この態度は見習いたいな」と思ったり。
本筋と全然関係ないところで、なぜか励まされました。

登場人物はいずれも魅力的なのですが、アオヤマ君のことをじっと見守るお父さんが、これまたいい。口数は少ないけど、愛情の深さが端々に表れています。
そういうキャラクターを描ける森見氏自身が愛情深い人なのでしょうね。

そんなことを思いながら読んだこの作品、奇抜な発想のSFながら文章がとても味わい深くて、一文一文噛みしめながら読みました。

最後がとてもせつなくて、そこだけ何度も読み返してしまった…。

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2026年05月08日

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ネタバレ

小学4年の少年の語りがなかなか機知に富んでいておもしろかった。スズキ君達も物語にいい味出してるなと感じた。個人的にはお姉さんのおっぱいがなんらかの伏線かと思っていました。

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2026年04月03日

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ネタバレ

小学4年生の主人公が、街に突如現れたペンギンとお姉さんの謎を解き明かしていく物語。

ペンギンは何処から現れたのか。
お姉さんは何故ペンギンを作ることが出来るのか。
空中に浮かぶ"海"は一体何なのか。

主人公達は上記を含む沢山の謎を解くために、観察と研究を重ねる。

読んでいると小学生の頃を思い出すような、とてもワクワクする小説だと思った。

少年と(少年が通う歯医者で働いている)お姉さんの関係が読んでいて心地良い。年の差はあるけど対等な感じ。

少年は真面目で探究心があって、起こった出来事や考えをせっせとノートにまとめる研究熱心な男の子。年の割に落ち着いていて、いじめられっ子に理不尽なことをされても全く怒らない。「たいへん(◯◯だ)」が口癖で何度も出てくるから癖になる。早く大人になりたいと思っているから、大人ぶった態度をとっているのが可愛らしい。遅くまで起きていたいと思っている所とか、コーヒーを砂糖なしで飲めるように練習している所とか。

包容力のあるお父さんの存在も良い。少年にメモを取る習慣を教えて、困っている時は助言をしつつもヒントだけ出してちゃんと自分で考えさせている。総じてキャラクターが良い。

子供向けの物語のような雰囲気を出しつつも謎の部分はやや難しかった。ペンギンもお姉さんもジャバウォックも海も全部繋がっている。壊れかかった世界(海)を修理するためにお姉さんはペンギンを生み出す。だけど世界が治るとお姉さんの元気は無くなって、ジャバウォックを作り出してペンギンを減らす。ペンギンがいなくなるとまた世界の破壊が進んで海が広がってしまう。

世界を修復するか、お姉さんがいなくなるか、難しい。お姉さん自身も自分のこと、自分の存在理由が分かっていないからこそ、より難しくなっていた感じがする(そこが大事な謎の部分ではあるんだけど)。

そもそも何で世界は壊れかかっていたんだろう?誰がお姉さんを生み出したんだろう?って思ったけど、そんなことは重要じゃないのかも。

温かみのある物語でとても良かった。

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2026年03月23日

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科学少年のおねショタ冒険記!

お姉さんの男勝りな口調と主人公の大人ぶった物言いが面白い。
児童文学的な平易な語り口だが味があり、内容は少しミステリアス。現代ファンタジーとして良作。
少年時代の夏、不思議なお姉さんとの冒険と別れ、こういうお話が好きな方にオススメ。そういえばアニメ映画化もしたとか。

#切ない

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2022年09月29日

ネタバレ 購入済み

小学生の語る比喩が心地良い。

「海」は子どもにしか見えないトトロみたいなものだと思ったけれど,そう簡単なものじゃなかった。
生活は取り戻せた。
お姉さんは行ってしまった。
謎は解けないままだ。
なんだか切ない。

いつの日にか少年の願いが叶いますように。

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2020年11月19日

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ネタバレ

SF大賞を受賞しているだけあって、謎の極み。かなり難解で、非日常。
本当に映画を小説にしたというか、そんな感じ。
森見登美彦っぽさは感じられないというか、あの人はこんな作品もかけるのか……と、びっくりさせられた。

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2026年08月03日

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ネタバレ

好奇心旺盛な子供のときを思い出す瞬間が多かった。少年はかなり好奇心旺盛で利口でまるで科学者みたいだった。
登場人物はみんな魅力的で少しクセのある、でもこういう人いたかもと思えるような人たちで、嬉しくなった。特に好きだったのは、ペンギンをつくりだすことができるお姉さん。少年!と呼ぶお姉さんの声が何度も頭の中で繰り返された。SFということもあり、想像力のいる作品だったけれど楽しかった。

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2026年03月07日

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ネタバレ

「ぼく」の住む街に突然現れたペンギン。まったく違うものをペンギンに変える能力を持つ、歯科医院のお姉さん。森の中の草原に現れた、水のような物資でできた謎の球体。不思議な世界観でありながら押し付けがましくなく、小学生とは思えない落ち着きの「ぼく」の冷静な研究によって導かれた仮説は、きちんと繋がっていて感心してしまった。冷静な「ぼく」だったからこそ、お姉さんとの別れを経ての最後の一文にグッとくるものがあった。

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2026年03月03日

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ネタバレ

小学生のぼくの淡々とした語り口が大変おもしろい。すごく賢いにも関わらず、周囲の人々の感情を読み取ることが苦手で、おっぱいが好きだと平気で言っちゃう。SF+ファンタジーな展開に最初はびっくりしたものの、最後はほろり。楽しく読めました。アオヤマ君ならお姉さんといつか再会できるんだろうと期待ができるような終わり方で、寂しくなり過ぎず良かったです。

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2026年03月24日

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ネタバレ

主人公が科学的な話し方?で、このような感じの物は読んだことなかったからか、読むのに時間がかかった。だが、主人公とその友達とで研究したりする情景や、小学生ではあるがとても賢い僕の感情がしっかりと伝わってくる書き方でこうゆう書き方もあるんだなと考えさせられた。
1番興味深かったのはウチダくんが研究していた“死ぬとはどあゆうことか”というものだ。自分では到底思いつかないようなとても面白い考え方だった。
お姉さんについての謎が明かされたときはとても驚いた。僕はお姉さんにまた会えるのだろうか……
是非是非大人になった時の僕も見てみたい。

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2026年03月21日

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