あらすじ
新興宗教団体にかかわる事件で警視庁が緊張に包まれる中、都内近郊ではスズメバチが人を襲う事故が連続して発生。中には、高速道路を走る車内に蜂が放たれるという悪質な事例も。平穏な日常を脅かす小さな「兵器」に、窓際警部補・須藤友三と動物大好き新米巡査・薄圭子の「警視庁いきもの係」コンビが立ち向かう。
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Posted by ブクログ
面白かった。
須藤・薄コンビがトンチンカンな会話を重ねつつ、鋭い推理で真相に迫っていく。
あくまでも、人間より動物を優先する薄。あまりに突飛な聞き間違い、言い間違いをする薄。しかし、動物に関する半端でない知識と、その知識の上に成り立つ推理力を持つ。このアンバランスさに対する常識を備えつつ、それなりに薄を評価する須藤。
本作は蜂がキーではあるが、最後にどんでん返しが用意されている。
テンポが良くて、妙な会話に引き込まれ、気が付いたら一気読み。
人のいい若手刑事、田之倉は、今後も登場するのだろうか。