あらすじ
スキージャンプ界に現れた無名の新星・野々宮悠太。実は、彼の正体は…なんと男装した女の子!! 彼女は、男子しか出場できないオリンピックのジャンプ種目で金メダルを獲るのが夢なのだが…!? 「エルフェンリート」の岡本倫が描く待望の異色スキーコミック第1弾!!
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まだオリンピックに女子スキージャンプの種目が無かった時代。
叶えられなかった父の夢を叶えるため、双子の兄との約束を果たすため、本来ならば女性であるためオリンピックには出場することができない主人公の野々宮ノノは、男装することでスキージャンプでのオリンピック金メダルを目指す!
岡本倫先生といえば『エルフェンリート』、『極黒のブリュンヒルデ』などのダークファンタジーの印象が強いですが、本作はスキージャンプをテーマにしたスポーツマンガ要素とクセが強く魅力的なキャラたちの掛け合いを楽しめる作品となっています。
本作には「皇帝」と呼ばれる、当たり前のように後輩にダンベルを投げつけ暴君のように振る舞い、デリカシーの欠片もない発言をし続ける尻屋潔(しりやきよし)というキャラクターがいます。しかし、この尻屋がいざスキージャンプの大会になると、とんでもなくカッコいいキャラクターに変化します。
キャラクターが魅力的だからこそ出せるギャップを是非とも体感して頂きたいです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お話の引きがほんとに上手い。
この精神的にくる残酷さ、暴力性のさじ加減はすごい好みです。ドSなんだろうなあ作者。
たまに持っていき方が強引に思える時もあるけど、それでもこの人の構成力は凄いんじゃないか
Posted by ブクログ
話題となった前作「エルフェンリート」の作家の作品です。今回の作品は、スキーを題材としたスポーツ漫画です。前作とは全く異なった方針で驚きです。
そして異なるのは絵が完全に完成されている所。前作は絵が下手だと囁かれていましたが、「ノノノノ」ではむしろ綺麗な絵に一変し、線も繊細でトーン使いも丁寧で前作に比べパワーは何倍もアップしたことがすぐに認知出来ます。
一見バリバリのスキー話と思われがちかもしれませんが、内容は豊富でスキーだけでなく人間感情も繊細に描かれています。何よりも主人公の設定が漫画らしくて良いです。
ストーリーが豊富で面白い漫画というのは、やはり岡本 倫さんの最大の特徴なのでしょう。 毎度、展開が気になる話で読んでいて飽きないです。ドキドキハラハラとはこのことですかね。
是非、季節問わず(笑)お手に取ってほしい作品です。
Posted by ブクログ
この作者のテーマは、どんなに逆境に陥っても、どれだけ汚されても純粋である存在を描こうとしているのか。これだけ健気で愛らしく純粋なヒロインを、ここまでひどい目にあわせる作品はそうそうないと思う。特に9巻。それ故読者を選び、女性にはすすめにくい作品だが、この作者は読ませるパワーはもの凄く持っている。ハマる人は必ずハマる。最後は打ち切りっぽい終わり方だが それでも十分楽しかった。
スキー連盟はこの作品を支援もできす、だからといって批判もできず、困ったろうなと想像する。
ネットを見ると、連載時の最終回と単行本の最終回は異なるとの事。ここで終わってたのか連載時!リアルタイムで読んでた人は、単行本出るまでどんな気持ちでいたことか。
読んだあとにすごく後を引く、吸引力のある作品だった。
Posted by ブクログ
前作「エルフェンリート」とは全く違う、しかし岡本先生のタッチは残しつつ、今作はスポーツ学園ラブコメを描いている。
ただしスポーツとラブコメのギャップが衝撃的…。表紙や帯の売り文句だけで購入してしまうとかなり危険かも(笑)
毎回の展開はドキドキの連続。次の巻でどうなるのか楽しみで、大変面白い作品です。
Posted by ブクログ
スキージャンプの多大な才能を持つ主人公は少女だった。
男に変装しスキージャンプの世界に殴り込みをかける。
最初から才能を持ってるタイプの主人公なので成長譚ではない感じ。
のっけから全国一位とかをボッコボコにするので、
今後どうするつもりなのか見当がつかない。
それよりも見所は男装がバレるかどうかの駆け引き。