あらすじ
第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作、ついに完結! 流転する災いの終結か。消えゆく妻の生命か。夫の、最後の選択。――陸郎宅に居候しながら、村に留まる雪之丞。朝日を救う唯一の手掛かりは、六十年前の出来事を記録した“祭文”だった―――。冬至の祭事“嫁拝み”も終わり、季節は大晦日。雪が降りしきる中、妻は裸足で夫のもとに。妻同様に、夫もまた、選ばれし者だった。
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良かった
結局「神」がなんであったのか、神の花嫁はどうなるのかは明かされていないが、訳もわからず巻き込まれた人の視点から見たらこうなんだろうなーと。
多分これは持っていかれてしまうんだろうと思って読んではいたが結末は切なかった。
主人公の養父母目線の漫画も良かった。これを読むかぎり本当は雪之丞はひとりで舟を漕いでいたんじゃないんだろうけど・・・。
泣きました
3巻の表紙の絵の迫力で、もしやこれはと少し期待をしました。
終わりに近づくにつれ泣いていました。けれどやはりこれが納得の結末なんだろう。
でも、やっぱり不思議な話なら不思議で戻って欲しい気持ちで星一つ欠けで。
絵もお話もとても良かったです。雪之丞の番外編の話もホロりとなる。
Posted by ブクログ
全三巻をまとめ買いして一気に読みました。三巻の途中から涙が出っぱなしで、最後まで泣きながらページをめくっていました。
生まれ育った家を早く出たい雪之丞と、家業のために婿が欲しい朝日。目的が一致して一緒になった二人の間に少しずつ信頼や愛情が育まれていくさまがとてもあたたかく感じられただけに、あの結末が切なくてたまらない。
決断して行動した雪之丞は立派だけれど、二人にはずっと一緒にいてほしかったなあ…