あらすじ
北島早苗は、終末期医療に携わる精神科医。恋人の高梨は、病的な死恐怖症(タナトフォビア)だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンでいったい何が起きたのか? 高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか? 前人未踏の恐怖が、あなたを襲う。
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Posted by ブクログ
黒い家の作者の本。
黒い家より怖さと面白さが凄かった。
ジワジワと来る怖さ…
専門的な話もいろいろあって凄い勉強になった。
謎残して終わるホラーじゃなくてちゃんと解決するのもいい。
天使の正体が判明した時の怖さは凄かった。
Posted by ブクログ
文章だけなのにグロさと気持ち悪さがすごい。当分の間は生ものは食べたくない。それにしても、寄生虫が人間を操るって説は昔からあったんだなと。三秋縋の「恋する寄生虫」とかも同プロットにあたるよね。我々の自由意思とはいったいなんなのか。存在するのか。コミカライズ版もあると聞いてびっくり。コミカライズされたと聞いて、本気で「読みたくない」と思った。
あんなもの、世の中に出しちゃいけない。
文字だけでもトラウマ級なのに、絵になったらどうなってしまうんだ。
なんちゅうもんを作ってくれたんだよ……。
Posted by ブクログ
貴志祐介1作目。
「ホラー」に分類されるジャンルの本を小学生の頃の『怪談レストラン』ぶりに読んだが、作者の意地でも流れを読ませない構成が凄まじい。生物や化学の専門的な話題が頻出するにも関わらず、その分野の勉強をほとんどしてこなかったに近い文系の人間でもストーリーの把握に困らない程度に理解ができた。蜘蛛が苦手なので信一の部屋が蜘蛛まみれになったあたりで読むのをやめようかと思った。読み進めるにつれてあらゆる伏線が綺麗に回収され、カルトとバイオテロが一体となり全てがグロテスクになっていく恐ろしさはかなり救いがなかった。
Posted by ブクログ
表紙のサル、読み終わった後に気づいて怖すぎる!まじでキモいし、突起がある描写でこれ絶対破裂するって予感があった。こんなにゾワゾワした小説は久しぶり、最高。
Posted by ブクログ
こわすぎる。
鳥肌が立ちながら読みました。
読んでから、肉は完全に火を通してないと食べちゃダメだ!と思った。
とりあえずこわすぎる。
そして面白すぎて一気読み。蜘蛛のやつときやばすぎ。想像したくなかったけど、そうさせてくる。蜘蛛を生で食べる。ヤバすぎる。
とんでもない本。良い意味で。
匿名
帰国後から人が変わったようになり自ら死を選ぶ。寄生虫に侵された人間の奇行が終始不気味でした。自分が感染したらどんな死に方になるのか考えてしまいます。
Posted by ブクログ
非常に読みやすい文体で、伏線回収が美しすぎると感じた作品だった。
スピード感あるストーリー展開と、張り巡らされていた伏線が徐々に浮き彫りになっていくあまりの面白さに、とくに後半は物語にのめり込むように読み進めていた。
恐怖心が“快楽”になる。
精神病や、脳や認識に作用するドラッグや薬、もしくはオカルト、スピリチュアル的なものなのか?
私が考えうる可能性らを一刀両断されるような、斬新な着眼点と“天使の囀り”の正体。
「おめでとう。みなさん。守護天使は、みなさんの中に迎え入れられました。」
Posted by ブクログ
おもしれぇーーーーー
偶然、目黒の寄生虫博物館に行った次の日に読み始めたから比較的話をスッと受け入れることができたのはラッキーだった..ウイルス(?)の恐怖と人間の欲、倫理に苦しめられる主人公に、無意識に自分だったらどんな行動をとるか考えさせられる。状況描写がかなりリアルで映画観てるみたいだった。
ぞわぞわしまくりです
めちゃめちゃ怖くて先が気になって一気に読みました。読後の一番の感想は寄生虫無理!!ですね。ちょっと想像しただけでももう無理です。なんか頭蓋骨の内側がぞわぞわしちゃうような気持ちになります。あと蜘蛛もほんと無理!!。それと主人公の男運のなさが可哀想すぎでした。
起が長めだが、中盤から楽しい
序盤のメール文章のやりとりで、読む手が止まりそうになったけれど、中盤からの展開が読んでいて楽しい。
実際に自分があずかり知らぬ所で起きていそうな題材と鬱めいた文章があったことでリアリティが増したように感じる。
読み終わったあとも「もしかしたら…」と空想するくらいだった。大満足
匿名
苦痛
私の好みに合わず、読むのが苦痛で挫折しました。
グロいとか怖いとかいうレビューを見て期待して読み続けましたが、とにかくつまらなかったです。
線虫が原因だとわかった途端、一気にさめました。
それでも読み進めましたが、興味がなくなってしまってからはもういいやってなりました。
なじみのない言葉が多く、頭に入ってこなかったのが理由かと思います。