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Posted by ブクログ
最終巻です。
前巻で裏切ったかと思われたリドリスですが、彼には彼の思惑があり、根っこの一番深いところでは兄の役に立とうとしていました。あんな愛情は嫌過ぎますけど・・・。
ルシードの出生の秘密をテジムにばらしたりといったのは全部リドリスがやっていて、それを仲介していたのは、ミゼリコリドっていうのは、全然予想外でした。
もちろん、これまでに散らばっていたジルとメリルローズが似ていた理由とか、グリフォンがいったい何者だったか、ゾルタークがどうなっていたかとかっていうのは、回収されていて、巻末にある家系図は役にたちました。世間は広いようで、結構狭かったのねって感じです。
これまでしばらく別行動を取っていたジルとルシードが再会し、パルメニアの王となったあと、初夜をやっと迎えることができたのはよかったですけど、別シリーズで出てきていたルシードの妻となったメリルローズは短命だったとあったので、ハッピーエンドで終わるのか心配でした。
最後は、やっぱり過去作のとおりに進むかと思ったんですけど、ジルの食欲から船に乗せてもらえなかったというオチは、なんかジルらしいなぁと思いました。
できれば、このあと短編集でも出して欲しいですね。
Posted by ブクログ
もう一気に読みました。
リドリスとルシードの対決、ジルとメリルローズの対決を想像していたのですが、そんな戦々恐々とした展開にはならなかったですね^^; 予定調和というか、丸く収まったという気がします。
ジルとルシードも結局は落ち着くところに落ち着いて良かったです。でもまだ安心は出来ないですね。いつかジルの性別が変わってしまうかもしれませんものね(笑) もしそうなったとしてもルシードはジルを大切にすると思います。