あらすじ
恋と野望が渦巻く王宮ロマン、急展開!
アジェンセンを囲む国々の政略が錯綜する中、ついにパルメニアの王冠がルシードの目前に……!? 野望の達成が同時にふたりの別れを意味するという事実に気づいたジルとルシードは……? 王宮ロマン、急展開!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
8巻目。
オビに「ジルに伝えてくれ。今夜は、そちらに泊まると」とあったので、かなり期待してました。
ジルとルシードがなかなか自分の気持ちに気付かないのに業を煮やしたナンセ公爵夫妻とリドリス、またリュリュカがいろいろ骨を折ってくれたおかげもありますが、8巻目にしてやっと、ジルとルシードがお互いに気持ちを伝えあうことができました。
邪魔さえ入らなければ、本当の夫婦になれたところだったのに、おしい!
今回ルシードはめっちゃかっこいいです。
竜騎士団長達に、ジルを愛していると告白したところとか、ジル語をちゃんと翻訳して、ジルの欲しい言葉をかけたり、帰って来たらジル本人との婚礼をやりたいと言ったり、もう完全にメリルローズのことはふっきれてる感じがしました。
ヴィスタンシア、オズマニアといった国やシングレオ騎士団の思惑やいろいろ謎な人はいますが、それがどうまとまっていくのか楽しみです。