あらすじ
王国昇格を目論むアジェンセンに難問が再び! そんな中ルシード大公の腹心・マシアスが失踪! マシアスの過去と関係がありそうで…!? ジルとルシードの仮面夫婦も、互いを思い遣るあまりに心が思わぬ方向へすれ違ってしまい……。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
今回はマシアスの過去が明らかになりました。ケリをつけるべく失踪した彼は戻ってくるのでしょうか。また、弟のリドリスが解放され、一応はルシードに忠誠を誓っているように見えますが、彼に策略がないとはとても思えないのでこの先が心配です。ジルの「可愛がりなさい」発言が尾を引いていて面白かったです。侍女にまで爆弾発言をするジル。どういう意味で受け取られたのかジルが知ったら悶絶しそうです(笑)
Posted by ブクログ
P68より
「たとえ、どんな難問であっても、いつどのようなことでも、ルシード様の御為ならばこのソロモン、男色家の司祭の一人や二人、汚職司祭の十人や二十人、地元の職人組合から賄賂を貰っているダメ修道士の百人や二百人、死ぬほど恥ずかしい思いをさせたあげく、胃に穴があかない程度に脅しつけてやりますので」
Posted by ブクログ
6巻目。
前回でオズマニアの件はひとまず片付きましたが、今回は、前半にマシアスの過去が描かれてます。僧兵時代の彼ですが、現在の彼とは別人のようです。
そんな彼の過去を知る弟子が現れたことで、なんとマシアスがいなくなってしまいました。
ルシードは、渋々牢から出した弟リドリスが、王位継承権を辞退し、自分に好意的だったことで、マシアスのいない穴を埋めてしまってますが、ジルはなんか納得いかないようです。
たぶん、あとから来たポッと出に、自分の居場所を取られた感じがしての嫉妬でしょうか。
ジルとルシードの関係も、「可愛がる」という単語にめちゃめちゃ反応してます。ジルも育った街が街なんだから、それほど鈍いとは思えないだけどなぁ。小学生のような反応、ちょっと飽きてきました。
最後には、ジルの姉であるキキが、猫として暮らす王宮の話が入ってますが、これが本編にどう関係してくるのか・・・。うーん、なんか話が広がってきすぎて、これは途中で間をあけると、忘れてしまうパターンになりそうです。
ラストが出てから一気読みの方がよかったかな?