あらすじ
デュマは旺盛な筆力をもって生涯に小説だけでも二五七巻に及ぶ作品を書いたが、『三銃士』はなかでも世界中の人々にもっとも愛された小説である。個性豊かな四人の銃士と彼らを結ぶうらやましいまでの友情、危機にのぞんで男らしく颯爽と行動するそのさわやかさ。この若々しい男性的ロマンにはつきせぬ魅力がある。一八四四年。
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Posted by ブクログ
子供の頃に子供向けは読んだことがあったけど、きちんと原作を訳したのを読むのは初。
子供向けの本やアニメ版(NHKの)や映画版(私が見たのは三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 (2011))とはやっぱり、かなり違ったのですねぇ。
特にミレディ、ルパン三世の峰不二子系悪女キャラとして描かれる事が多いけれど、原作はもっと情熱的で苛烈!
コンスタンスのオチもまさかの…。うわぁ。
まぁ確かに、子供向けは原作に忠実には書けないわけだ。
1970年発行なので、武士や匕首などなど翻訳は古め(笑。
しかも岩波文庫版は三銃士シリーズの第一部しか出てないんですね。
第二部、第三部まで翻訳版が出てるのは講談社文庫版で、最初に出たのは絶版、復刊されたものは結構お高い…。
第三部の鉄仮面の部分だけは、子供向けの本で読んだかなぁ。
どうせなら、岩波文庫版で後の方のも出て欲しいような…。
もういっそ、新訳版が出るのを祈りつつ!