あらすじ
日本画の大家を父に持ち、美貌と才能に溢れる若き洋画家・佐伯渓舟は、助手であり恋人でもある相良司とともに暮らしている。小さなトラブルが起こることもあるが、強い絆で結ばれているふたりは幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、司の過去を知る男、そして渓舟の過去を探る男が現れたことにより、平穏な生活は少しずつ狂い始めていく(講談社X文庫ホワイトハート)
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Posted by ブクログ
日本画の大家を父に持ち、美貌と才能に溢れる若き洋画家・佐伯渓舟は、助手であり恋人でもある相良司とともに暮らしている。
小さなトラブルが起こることもあるが、強い絆で結ばれているふたりは幸せな毎日を過ごしていた。
そんなある日、司の過去を知る男、そして渓舟の過去を探る男が現れたことにより、平穏な生活は少しずつ狂い始めていき…。
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最初は攻めがメッサ受けの事が好きで、純愛で、お互い思い合ってるんだな…
と思ってたのに…。
トラブルをきっかけに…いろんな過去の事が出て来て話が180°回転しましたよ!!
チョットダーク?でしたが私は好きなお話でした♪
Posted by ブクログ
日本画の大家を父に持ち、美貌と才能に溢れる若き洋画家の佐伯渓舟の助手であり恋人である相良司と共に暮らしている。
トラブルもあるけれどお互いを信じている2人にはさして問題もない毎日。
しかしある日、ある人物が現れてから変化が起き…。
読み始めは良くあるお互い好きでしっかりと結ばれた2人に誰かがちょっかいをかけてきてバタバタして、でも大丈夫となる話だと思っていたんですが途中からかなりダークな展開になり驚きました。
若い時の司への渓舟のワガママな執着が余りに凄くて。
ところ構わずとか何処までと。
それが原因となり司は、と。
辛い記憶を忘れて違う記憶で過ごすこと、良いと思う。
でもあえて辛い記憶を持ちながら生きる事を選んだ司。
渓舟はこれから司をもっともっと愛して幸せにして欲しい。
期待以上!
樹生先生だから、、と思ってたけど、予想をいい意味で裏切り、重めダークな世界観を繊細に感じ取れる作品でした。考えさせられます。攻めも受けも好みでした。
Posted by ブクログ
ブロ友さんのレビュで興味を持ち読んでみましたが、これは…っ!すごく好き!前半の甘々な流れに唐突に出てくる設定の意味するものが何なのか考えながら読んでいて、その指し示す先に気づいた時、戦慄が走りました。以降、自身の内臓の温度が下がるのを感じつつ一気読み。後半、登場人物たちの心情が理解できたのも前半の展開があればこそなので、物語のこの構築の仕方はさすがです。そして、登場人物との独特な距離感のある樹生さんの文章ならではの味わいでもありました。ただ、読み手を選ぶ作品なのではないかとも…。
Posted by ブクログ
樹生かなめといえば、理不尽。理不尽な愛情、理不尽な論理、理不尽なギャグ。淡々と紡がれるそれらはわたし達の目に、ある種の無機質さを伴って滑稽に映る。彼女の作品がなんだか癖になってしまうのはその滑稽さ故だろう。理不尽さが生み出すユーモア。これは樹生かなめの強みだ。しかし、彼女は時として残酷な物語を描く。珍しく穏やかに始まる今作は、そこから想像もつかないほど陰惨な真実を徐々に晒していく。理不尽な執着、理不尽な愛、理不尽な暴力、理不尽な嘘――読者は主人公司とともに彼の過去に対面し、絶句することだろう。渓舟からの愛情という救いはあるのだけど、あまりにも惨すぎる。恐ろしすぎる。一時は表紙を見るのも恐ろしかったが、何故だろう。ふとした時に手にとってしまうのは。ああ、やっぱり樹生かなめの理不尽さは癖になる。
Posted by ブクログ
あらすじ> 日本画の大家を父に持つ若き洋画家・渓舟は助手である司と幸せに暮らしていた。しかし、渓舟の秘密を探る男が現れた日から驚くべき過去が明らかになってゆく。
Posted by ブクログ
あらすじ:日本画の大家を父に持ち、美貌と才能に溢れる若き洋画家・佐伯渓舟は、助手であり恋人でもある相良司とともに暮らしている。小さなトラブルが起こることもあるが、強い絆で結ばれているふたりは幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、司の過去を知る男、そして渓舟の過去を探る男が現れたことにより、平穏な生活は少しずつ狂い始めていき…。
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樹生さんの本は全部買ってると思ってたのに取りこぼしがありました。最近の傾向に多い甘々カップルの話かと思いきやあんな過去が…渓舟たちの過去の荒れっぷりには限りなく〜シリーズを思い出しました。どうでもいいですが私、奈良さんの描く黒髪眼鏡男子にどうも弱いようです。緒方先生、好きすぎる(笑)
途中まではよくある感じのストーリーですが段々とわけアリな雰囲気になり後半はどんでん返し
作品の前半で主人公カップルのどうでもいいリッチで優雅な生活をダラダラ描写しすぎてて長くてちょっと無駄かなぁと思いました
そのおかげで本当のことを知った主人公が何もかも受け入れてて読んでる方からすれば『え?何で?ありえないよね?』としか思えなかったです
後半が急展開すぎたのでもう少し主人公が全て許したのを納得できる描写が欲しかったです
か弱い感じの主人公にも魅力を感じないしあまり好みの話ではありませんでした