【感想・ネタバレ】カバチタレ!(17)のレビュー

あらすじ

金田は、坂本が入院している間、坂本の経営するもみじ行政書士事務所を任されることになった。応援として田村も出向することに。ある日、田村のもとへ高校時代の友人の原下公太郎がやってきた。原下の父親の経営する自動車整備工場は、得意先のカンバツタクシーからペーパー車検を強要され、これを拒否したために仕事を切られてしまった。倒産の危機を迎えた原下・父は最後の手段として運輸局にカンバツタクシーとの一件を記した内部告発書を送った。文書は総務部を経て、やっと担当部署へ届いたが……。

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Posted by ブクログ

行政書士らしい巻。行政手続法に基づく「聴聞」と行政不服審査法に基づく「審査請求」、そして事に及ばなかったが行政事件訴訟法に基づく「取消訴訟」。しかし、そのどの段階を取っても、原下自動車整備にとっては死活問題。机上の学問ではなくて、闘うための知識だ。

金田さんの所長ぶり、そして、独立への一歩に胸が熱くなる。一皮むけるって、本当に大変なこと。ある先輩カウンセラーが教えてくれたが、「人間は傷ついて気付く」ということをマンガで教えてくれた。

カバチタレ!に出てくる人は、みな生きるのに必死だ。その意味で、私が読んだ中でも庶民マンガの王道と言える。

学んだこと。
・公益通報者保護法は内部告発は守るが外部告発は守ってくれない。

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2011年12月10日

Posted by ブクログ

仕事というものは誠意を持って人様とつきあわないといけない。この気持ちを常に持っていれば、それがいつかどこかで誰かに伝わる時がきっと来る。どこかで誰かがきっと見ていてくれている。

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2023年08月09日

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