【感想・ネタバレ】近現代俳句のレビュー

あらすじ

小澤實が近現代の俳人50人とその代表句5句を精選。丁寧な口語訳と深い鑑賞と共に、子規や虚子から文人俳句、自由律俳句、新興俳句まで、多彩な名句の世界へいざなう。俳句を知るに必読のアンソロジー。

井月、正岡子規、種田山頭火、飯田蛇笏、久保田万太郎、橋本多佳子、西東三鬼、星野立子、加藤楸邨、田中裕明――

近現代の俳人50人と代表5句を精選。
口語訳と鑑賞と共に、多彩な名句を楽しむ
入門にも最適のアンソロジー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の一部を成すものとして(私はこの全集出版時はすべて未読)、明治以降の俳人50人を選び各5句を選出したもの(2016年の選)。井月(1822?-1887)に始まり、4人目に子規、7人目に虚子を置き、最後の50人目は田中裕明(1959-2004)。

「俳人五十人の選出は、現在すでに没している者に限った。」(全集版あとがき「不易不変の詩、俳句」より)とある。これは「百人一句」(高橋睦郎/中公新書/1999年)でも同様の選句方針で、私個人的には、2冊に共通して不満の点。

生年順に掲載しているものと思われるが、最後の田中裕明の前が攝津幸彦(1947-1996)、その前は寺山修司(1935-1983)。戦後生まれが2人だけの「近現代俳句」とは(現代って?)。ちなみに、同じ全集の一部として選ばれ、同様に文庫化された「近現代詩」(池澤夏樹・選)には、池澤本人の作も、「百人一句」の著者・高橋睦郎の作も入っていた。

現代(というか、現在)にしっかり接続する俳句通史的アンソロジーがあっていいと思うのだけれど、(その選の中に自身の句を置くことの出来る、れっきとした俳人の選として)誰か作ってくれないものかなあ。

(2026/1/4追記:「近現代短歌」(穂村弘・選/河出文庫)が発行されたので購入し、「近現代詩」同様に存命の作家を含む構成となっているのを確認。俳句だけが持つ妙なこだわり?)

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2026年01月04日

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