【感想・ネタバレ】中原の虹(1)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

~感想~~~~~~~~~~~~~~~~
蒼穹の昴の続編の珍妃の井戸の、更に続編。

珍妃の井戸はともかく、蒼穹の昴を読んでいないと面白さは激減なのでぜひ蒼穹の昴から読んで頂きたいです。

~登場人物~~~~~~~~~~~~~~
・チャンヅォリン(張、白虎張パイフーチャン、雨亭ユウテイン、30代前半)
・漢卿(張学良チャンユエリャン、字はハンチン、↑の息子)
・李春雷(リィチュンレイ、春雲の兄)

・張景恵(二当家、チャンチンホイ、豆腐屋、好大人ハオダアレン、若いころ白太太に光緒帝の甥の世に宰相になると予言されている)
・張作相(三当家、チャンヅォシャン、ヅォリンの親戚、白猫パイマオ)
・湯玉麟(四当家、タンユエリン、麒麟チリン)
・秀芳(包頭児、シウファン、馬占山マーチャンシャン
・杜賛義(トウツァンイ、↑秀芳の元嫁、賛賛ツァンツァン)
・銀花(インホア、白虎張の賄い女、春雷の嫁)
・徐世昌(シュシイチャン、菊人ジュレン、東三省総督、袁世凱の盟友、)
・老狗(ラオゴウ、包頭)
・鉄哥(ティエコオ、↑老狗の古い仲間の馬賊)
・吉永将(ヨシナガマサル、日本少尉)

~ネタバレ覚え書きあらすじ~~~~~~~~~~~
自分の名前すら書けない漢族の貧しい生まれのチャンヅォリンは殺されそうになっている老婆(白太太)を救い、50万の軍勢を率いる大元帥となるとのお告げを授かる。

その後、奉天3800の馬賊の総ランパ、白虎張となった張は春雲の行方不明だった兄、李春雷と浪人市場で出会い1千元(歩兵30人、騎兵10人超の破格)で買い行動を共にすることになる。
ふたり向かったのは伝説の龍玉(ロンユイ)のあるとされる啓運殿、資格無き者は五体が砕けるとの伝承がある龍玉は見事に白虎張のものとなり、帰って我が子漢卿それを渡し、漢卿のものとなる。
 白虎張の手下となった春雷は偵察で白太太に出会う。「大将軍の姿で「助けて、殺すなら俺を殺せ」と泣き叫ぶ春雷の未来」を予言される。

春雷は初陣で秀芳と先駆けを争い共に戦い、武功を上げ五当家に抜擢される。
秀芳とは打ち解け、秀芳も白太太から「英雄たる総ランパになる」と予言された事、10歳の頃に賛賛を娶り、その後の悲しい過去を捨て馬賊になった事を聞く。

 白虎張は市民からの大歓迎を受けながら先日の戦果を持って徐総督の元に行き脅しをかけて10万元と弾薬10万発をせしめて帰る。

徐総督は正月前に帰郷の際、袁に会い白虎張について相談する。

徐は西太后にも謁見し、気さくに話す西太后の炯眼に驚きつつも白虎張について進言。その際出た李春雷の名前に西太后と春雲が反応し、即座に謁見は終了する。

袁世凱は気まぐれに光緒帝訪ね、心を病んだ皇帝に驚愕する。
子供のようになった皇帝は突如として正気に戻り、袁に秘密を打ち明ける。龍玉を探し天命を得よ、と。

正月、仲間と麻雀しながら銀花の悲しい過去に心を打たれた春雷は銀花と結ばれる。

翌朝、駅舎が襲われたと秀芳から起こされ即座に出陣する春雷。
先駆けたふたりが見たのは生き残った日本人少尉の吉永、勇ましく戦って死んだ老狗と、昔別れた秀芳の嫁、電車を襲った仲間に見捨てられた馬賊の賛賛だった。
春雷はバレたら殺されるのも厭わず賛賛を生き延びた乗客に偽装しようとするがすぐに白虎張に見破られ、死を迫られる。
春雷の命乞いをする秀芳に白虎張は「俺が春雷を殺すか、お前が女を殺すか」迫り、秀芳は必死で庇う吉永の隙間から賛賛の眉間を打ち抜く…

その夜の宴で秀芳は大声で泣き、喚き、毒を出して、どれほど賛賛を愛していたかと、救おうとしてくれた春雷と吉永に感謝を語る。

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2020年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蒼穹の昴の1巻前半がちょっと重たかったので、え、また振り出しに戻るのか...と思いきや、春雷ってそういうことか...!
清の歴史はほぼ全く進まなかったけど、あっという間に読み終わってしまった。2巻も楽しみ。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レビューが4巻にて

張作霖なんて名前は満州事変に至る列車爆破事件の事しか知らなかったけど、浅田次郎の筆にかかるとオモロい人物になってるなぁ。
これからどういう風に満州事変につながっていくのか、先が楽しみだ

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2013年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中国の歴史詳しくないし。。。と思っていたが杞憂に終わる。

春児の兄が登場するのだが、彼らの暮らし、境遇、歴史というより物語でぐいぐい読める。

馬賊の存在がどんな立ち位置かまだ把握しきれていないが
貧しさ故に、
また頭の動機も貧困をなくすため、と
昔の人の生きざまというのは濃いなぁ、と。

歴史に詳しくないゆえに、どんな終わり方なのか未知数なので怖くもあり、楽しみ。

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2018年12月11日

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